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皆様、突然ですが、食事は大切な禅の修行だとご存知でしたでしょうか?

禅の生活には食事を作り、食べることの両方が修行として存在し、これが大きな特徴でもあります。

元々インドの仏教では僧侶が料理をすることはできず、食事は托鉢によって得られるものでした。

托鉢とは、一般家庭に食事の供養を受けにいくことです。インドには修行僧に食事を供養することで功徳が積まれるという信仰があったので、お互いにwin-winの関係としてこの構図が成り立っていました。

しかし次に、中国に仏教が伝わると、民間に供養の習慣がありません

さらには子孫繁栄や親孝行を重んじる当時の中国の風習から、「出家するなんて親不孝だ!」と批判を浴びた時代すらありました

すると当然、修行僧の食を確保することが難しくなってしまいます。

そこでとある禅僧が修行道場の「修行として」料理をできるような規則を導入しました。

これが修行道場の料理係である「典座(てんぞ)」という役職の始まりです。

そして同時に、その食事は坐禅堂で坐禅をしながら作法に則って食べるようになります。

これが禅の食作法のはじまりです。

この、料理の作り手と食べ手、両方の心得を事細かにまとめ、実践してきたのが、曹洞宗でした。

修行道場では今でも料理経験の有無に関わらず修行僧が典座の指導の下で食事を作り、当時の作法で食事をしています。

そしてこの禅の食の精神を日常生活の中で活かしていこう、というのが私たち禅活にとってのテーマです。

メンバーの深澤と西田は、2017年の4月より、秋葉原にある精進料理店「こまきしょくどう〜鎌倉不識庵〜」にて、食作法体験ワークショップ「お坊さんと学ぶ食作法」を開催しました。

ここでは修行道場で使われる「応量器おうりょうき」という専用の食器での食作法を体験し、食と向き合う場としてたくさんの方のご参加と反響をいただきました。

それからは半年ごとに「ほっと晩ご飯」今日の夜、何食べたい?」など、内容を変えながら毎月食作法と精進料理作りのワークショップを開催しています。

現在もワークショップや講演などを通して、

・禅の食事を非日常でしか味わえないものではなく、日常生活に密着したものにする。

・精進料理を菜食料理にとどめないような再定義をする

この二つを目標に、「食」に関する活動を展開しています。

 

 

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