コラム 仏教の行事 娑婆世界にいるという前提 2023年3月24日 春のお彼岸も今日で終わりを迎えます。 お盆ほど世間の動きに影響しない行事なので、 言われるまで気づかなかった という方もいらっしゃるかもしれません。 私は例年通り、お彼岸の入りの前はお寺の草むしりや掃除をし、 お彼岸に入ってからは山梨と東京のお寺のお手伝いをしてきました。 今回は今年のお彼岸に気づいた、仏教が説く一つの... 西田稔光
コラム 仏教の行事供養彼岸 人は無常に泣いて無常に笑う 2022年9月30日 諸行無常。 仏教という教えの大前提となる4つの柱、四法印のうちの一つです。 諸行とは存在のことで、無常とは常が無い、つまり常に移ろい変化するということです。 無常というあり方は、日本ではよく儚さや哀愁と結びつけられます。 『平家物語』の「諸行無常の響きあり」の言葉は代表的な例ですね。 以前も触れた内容に近いものではあり... 西田稔光
コラム 仏教仏教の行事コラム供養 秋のお彼岸を思い出とともに語ってみた 2022年9月23日 本日、9月23日は令和4年度の秋分の日。 秋のお彼岸のお中日です。 お彼岸については、 といった、彼岸会の受け止め方をテーマにした記事(筆者:しんこう)や、 あるいは、 といった、お彼岸のお供え物として定番の「おはぎ・ぼたもち」をテーマにした記事(筆者:ちしょー)を上げてきました。 今回は、ちしょーが自分自身にとっての... 久保田智照
コラム 曹洞宗仏教仏教の行事葬儀 曹洞宗だからこそ大切にしたいお通夜の話 2022年2月11日 2月15日はお釈迦様に関する三つの行事、三仏忌の一つ涅槃会ねはんえです。 涅槃会とはお釈迦様のご命日のことで、これが曹洞宗のお通夜に通じているというお話は、過去にした通りです。 今回は、コロナ禍で省略されるケースも増えてきたお通夜が、 実は曹洞宗だからこそ意義深くて、大切にしたいお勤めであるというお話です。 禅宗なのに... 西田稔光
コラム 仏教仏教の行事供養お盆 意外と知らない7月盆と8月盆の違い 2021年7月23日 先日、私のライフワークでもある「オードリーのオールナイトニッポン」を聴いていた時のこと。 パーソナリティであるオードリーの若林さんがこんな出来事をお話ししていました。 ある日奥様が、若林さんの亡くなったお父上のお盆参りをしたいと仰ったことから、 「ところでお盆って7月と8月どっちだっけ?」という話になったそう。 若林さ... 西田稔光
コラム 曹洞宗仏教仏教の行事供養 お葬式は誰を救う? 2021年3月26日 スポンサードリンク 前回はお彼岸にちなんで、回向文などに出てくる「報地」はどこにあるのか、ということについてお話ししました。 今回はこれに関連する内容で、お葬式についてのお話です。 私の最近の体験をもとに、お葬式は誰を救うものなのかということについて、考えてみたいと思います。 とある体験 まだ住職にはなっていない私です... 西田稔光
コラム 曹洞宗仏教仏教の行事お経 報地はどこにある?〜お彼岸にちなんで〜 2021年3月19日 スポンサードリンク 2021年になって早三ヶ月。 今年も春のお彼岸を迎えました。 お彼岸は春分・秋分の日をお中日とした前後3日間、計一週間の日本独自の仏教行事です。 私はこのお彼岸の初日、入りの日にはご縁があって山梨のお寺での棚経のお手伝いをさせていただいています。 まさにこれを書いている前日がその棚経の日で、今年も1... 西田稔光
コラム 修行仏教の行事坐禅(座禅)コラムオンライン坐禅 【坐禅コラム#13】YouTube Liveで摂心をやってみた! 2020年12月11日 スポンサードリンク 12月。 臘月ろうげつとも呼ばれるこの月の8日、お釈迦様はお覚さとりを開かれました。 このため、12月8日は成道会じょうどうえという、世界中の仏教徒にとって特別な日になります。 特に、禅宗である曹洞宗は、お釈迦様のお覚りを自分たちが実践するという形で追慕するため、一週間の集中坐禅期間、摂心せっしんを... 西田稔光
コラム 仏教仏教の行事供養 祖母の一周忌と小さな祥(さいわい) 2020年11月13日 スポンサードリンク このブログを書いている今から1年前の2019年11月12日、生まれてからずっと一緒に暮らしてきた祖母が93でその生涯を閉じました。 そして先日、その命日に先立って身内で一周忌の法事をお勤めしました。 今回はそんな祖母の一周忌の法事から学んだことをお話しします。 小祥忌とは? 昨年、祖母が亡くなった時... 西田稔光
コラム 仏教仏教の行事お経お盆 棚経でのご供養を通じて感じたこと 2020年8月10日 8月、夏真っ盛り。 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、花火大会、高校野球甲子園大会、盆踊り、夏祭りなど、今年は全国的に多くの「夏の風物詩」が取りやめとなりました。 僧侶が各ご家庭をめぐりながらご先祖供養をする「棚経」も夏の風物詩と言っていいでしょう。 お盆に里帰りし、おじいちゃんおばあちゃんと一緒にお仏壇に手を合わせ... 久保田智照