コラム 仏教の行事 娑婆世界にいるという前提 2023年3月24日 春のお彼岸も今日で終わりを迎えます。 お盆ほど世間の動きに影響しない行事なので、 言われるまで気づかなかった という方もいらっしゃるかもしれません。 私は例年通り、お彼岸の入りの前はお寺の草むしりや掃除をし、 お彼岸に入ってからは山梨と東京のお寺のお手伝いをしてきました。 今回は今年のお彼岸に気づいた、仏教が説く一つの... 西田稔光
未分類 仏教供養お葬式 故人に授戒する意味を考える 2023年3月10日 昨今、コロナ禍も相まってお葬式は縮小傾向にあり、 この先通夜・葬儀・告別式がそれぞれの意味を忘れられてしまうのでは? という心配を抱くことがあります。 その中でお通夜はお釈迦様の般涅槃の再現、告別式は民間のお別れ式という 説明も理解もしやすい意味があるためおのずと必要性を説くことも そこまで難しくはありません。 ところ... 西田稔光
コラム 供養葬儀 ストーリーとして見る供養 2023年2月24日 この3月で曹洞宗総合研究センターを修了し、お寺に戻ってきて一年が経ちます。 私は永平寺を下りてすぐに総合研究センターに行ったので、 腰を据えてお寺の供養に関わるようになったのは昨年からでした。 それ以前も週末には法事を手伝ったりお通夜を勤めることはありました。 供養については総合研究センターでもある程度勉強もしていたの... 西田稔光
コラム 曹洞宗エンタメ布教教化 「あちこちオードリー」での伊集院さんの教訓が沁みた 2023年2月3日 最近すっかりテレビを観なくなってしまった私。 CMの長さや、早送り・スキップができない煩わしさ、そして番組表に縛られる不便さ…。 なんかものすごい現代っ子な感じになっていますが、 YouTubeもpremiumに入ってしまうとまぁCMに付き合えるのは1分が限度だなと、 斯様に思うわけでございます。 その中で唯一、毎週楽... 西田稔光
コラム 2023年 2023年の抱負 2023年1月13日 新年明けましておめでとうございます! 今年も禅活をよろしくお願い申し上げます。 2018年の7月に開設したこのブログも今年で丸5年を迎えることになります。 YouTubeと比べるとひっそり更新しているこのブログですが、 禅活のヘビーユーザー(?)の方ほど直接お会いした時にこの記事のことを仰る傾向にある気がします。 個人... 西田稔光
コラム 仏教社会供養 続・伊集院さんの話から、師弟関係について考えた 2022年12月30日 今回は以前書いた、タレントの伊集院光さんと六代目三遊亭圓楽師匠の師弟関係についての記事の続編です。 こちらをご覧いただいてから読み進めていただけますと幸いです。 師弟の別れ 以前記事を書いたのが五月。 それから半年も経たない2022年9月30日。 六代目三遊亭圓楽師匠はご逝去されました。 この出来事については禅活のちし... 西田稔光
コラム エンタメ布教教化 オードリーのライブに行ったら、最近の虚しさの理由がわかった 2022年12月9日 正直なところ、YouTubeもブログもSNSも含め、ネット上での活動に虚しさを感じていた私。 もちろんこのコロナ禍においては、Zoomをはじめとする配信ツールがあったおかげで 禅活の活動を継続し、認知度も上がりました。 ただ、なぜか最近は以前ほどの熱意ややりがいを感じることができていなかったのです。 しかし先日、とある... 西田稔光
コラム 社会言葉業 「視線」と「目線」を使い分けられますか? 2022年11月4日 このブログを始めて、迎える5回目の秋。 頻度は減りつつもアキっぽい性格のわたくしが執筆してきた記事は250本を超えました。 文章を書くということを特別勉強したことはないのですが、 もしかしたら何気なく意識していることが、人の役に立つかもしれないと思い、 今回の記事を書いています。 テーマは「視線」と「目線」。 この二つ... 西田稔光
コラム 布施お金 ぼくはお金のことを考えるのが苦手らしい 2022年10月21日 最近、何かとお金のことを考えなければならない場面に出くわします。 禅活では会計・広報・渉外的なことをほぼ全部しているので、 イベントや依頼の参加費や謝礼の金額について考えたり、 お寺ではお檀家さんともお金に関係するお話をする場面があります。 正直なところ… やりたくない!!! 嫌い!数字扱うのも収支とか考えるのも嫌い!... 西田稔光
コラム 仏教の行事供養彼岸 人は無常に泣いて無常に笑う 2022年9月30日 諸行無常。 仏教という教えの大前提となる4つの柱、四法印のうちの一つです。 諸行とは存在のことで、無常とは常が無い、つまり常に移ろい変化するということです。 無常というあり方は、日本ではよく儚さや哀愁と結びつけられます。 『平家物語』の「諸行無常の響きあり」の言葉は代表的な例ですね。 以前も触れた内容に近いものではあり... 西田稔光