2019年ハロウィンゴミ拾い作務レポート〜前編〜

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ゴミの多さ騒音犯罪トラブルの多発といった点から問題視されている渋谷のハロウィン

今年は一部のコンビニや商店では酒類の販売を自粛して路上飲酒の減少を目指したり「地味ハロウィン」という経費がかからず、派手さのない仮装がトレンドとなりました。

相次ぐ台風被害や、警備への税金の投入など、盛り上がりを見せる一方で世間から厳しい目を向けられているハロウィンですが、今年はどんな様子だったのでしょうか?

以前告知をした通り、私達禅活-zenkatsu-は今年も「禅活ハロウィン作務」と銘打ってゴミ拾いを実施し、その実態を見てきました。

ここでは当日のゴミ拾いの様子と、ハロウィンに対して思うことをまとめてみました!

 

Contents

今回のハロウィン作務について

禅活では、禅宗の修行の一つである「作務」の考え方から、自分達が活動していく東京での「作すべき務め」の一つとして昨年、ハロウィン後の渋谷でゴミ拾いを行いました。

しかし、そこで見たのは仮装をしながらゴミ拾いを行う人々の姿

ハロウィンの副産物とでもいいましょうか、ゴミ拾いが一つのイベントとなり、普段よりきれいな渋谷がそこにあったのです。

そうしてイベント化したゴミ拾いのおかげで、昨年の11月1日の朝は探さなければ見つからないくらいゴミが少なく、嬉しさとともに肩透かしを食らった気分でした。

ハロウィン当日のゴミはほとんど片付いている、ではその前も同じように仮装をした人がゴミ拾いをして片付いているのだろうか?

そんな疑問を解決すべく、今年はハロウィン当日との比較も兼ねて、週末の賑わい後の朝である28日にもゴミ拾いを行ってきました。

それでは両日の様子をご覧ください。

 

10月28日の朝

AM6:00 ハチ公広場集合

始発からまもなく、まだ陽が昇る前の渋谷に作務衣を着た私は到着しました。

ハチ公広場やスクランブル交差点を見渡してみると、人通りは多いものの仮装をした人はほとんどいません

10月31日のハロウィン当日が平日の金曜日なので、一番近い週末で賑わいを見せるかと思いきや、そうではなかったようです

そんな風に観察しながらハチ公改札近くの交番前で待っていると、禅活メンバーの久保田と、「一行写経と法話の会」の会場である東長寺さんでお勤めの曹洞宗僧侶・竹内さん、そして「リラックス坐禅」の受講者である高橋さんも到着され、早速ゴミ拾い開始です。

AM6:15 嫌な予感

開始早々、嫌な予感がします

このハチ公広場の時点でかなりの量のゴミ

空き缶やビニール、タバコの吸い殻などが散乱しています。

人を避けながらゴミを拾いつつ、スクランブル交差点を渡る私達。

すると、バスケットボール通り(旧センター街)に入る前のTSUTAYA周辺に、かなりのゴミが捨てられています。

花壇や地下鉄の入り口の周りなどにお酒の缶や瓶タバコの吸い殻や、菓子や化粧品のゴミなど、その場で口にしたり使ったも物の残骸がかなり残っているんです。

周りを見渡すと、昨年の1日に大勢みかけたゴミ拾いのボランティアの方もほとんどいらっしゃいません。

昨年の11月1日と全然違う…。

この時すでに、今日は厳しい戦いになることを覚悟して、私たちはバスケットボール通り(面倒なので以後、センター街)に入っていきました。

AM6:30「映えない」渋谷

センター街に入ると、飲食物と吸い殻を中心にゴミが散乱し、そこかしこに吐瀉物があり、それをネズミがつついているという惨状が広がっていました。

とくにセンター街から所々に伸びる路地ではそれが顕著で、さすがに嫌悪感を抱いてしまいます

そして今年、特に目立ったゴミがこれ。

タピオカです。

専門店の物からコンビニで売られているものまで、タピオカをよく見かけました。

しかも、タピオカを残したものばかり

いやもう普通にミルクティー買ったらよかったのに…。

今年のブームとなった映える」スイーツがゴミとなって転がって街を汚している。

なんとも皮肉な話です。

AM8:00 終了

結局、この日はセンター街までしか手が回らず終了。

45リットルのゴミ袋を20枚用意しましたが、それでも足りないほどのゴミの量でした。

とくに大変だったのは飲みかけ、食べかけの物の処理です。

水であれば花壇に流せますが、ジュースやお酒は側溝を探して流してから拾うことになるので、手間や汚れがじわじわと精神を削ってきました。

ともあれ、非常にやりがいのある作務となり、参加者の皆さんと朝ごはんを食べて解散しました。

11月1日の朝

AM6:00 ハチ公広場集合

28日の状況を踏まえ、かなり気合いを入れてハチ公広場に到着したこの日

私は、その人の多さと騒がしさに圧倒されました

仮装をしている人がハチ公広場でも騒ぎ、酔いつぶれて寝ている人もいます。

昨年はほとんどが駅に向かう人たちで、7時にもなればいつもの渋谷に戻っていたのですが、今年は8時になってもそこら中仮装をした人が残っていました。

しかし一方で、昨年同様仮装をしてゴミ拾いをする人の姿もチラホラ

ハロウィン中の臨時ゴミステーションには28日とは比べ物にならない量のゴミが山積みになり、すでにかなりのゴミが回収されているようです。

この日は禅活からは私西田深澤本田

そして「リラックス坐禅」受講者の高橋さん「こまきしょくどう」繋がりの鬼塚さん「朝活坐禅体験」の会場であるDRTの中村さんと参加者の山田さんもご参加いただきました。

山田さんは高校生でこの後登校鬼塚さんは途中で切り上げてそのままご出勤高橋さんに至っては2回続けてのご参加と、もう感謝感謝です。

AM6:30 センター街&円山町方面

今回は総勢7名での実施ということで2班に分かれ、センター街組円山町のホテル・クラブ街組に別れて行動

28日に続きどんな状況だろう、と行ってみると…

ゴミがない!!

昨年同様、やはり全然ゴミがないんです!

この日はボランティアの方が多く、お店の方々も掃除をされるので、探さなければゴミがないほど。

この時点で普段の渋谷より綺麗ですが、吸い殻などの細かいゴミや、自動販売機周辺のゴミを拾います。

AM7:30 解散

結局50枚用意したゴミ袋の半分も使うことなく、ハチ公広場に集合し臨時のステーションにゴミを置いてゴミ拾いは終了。

今年一番多かったのはやはりタバコの吸い殻。

中には火が点いているものもあって、ゴミと混ざったら大変なことになったのでは?と、思わずゾッとしました。

しかも吸い殻のゴミは喫煙所の周りに多いという不思議。

お時間の許す方で朝ごはんを食べ、解散となりました。

ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした!!

後編は感想&今後について

今回は当日の様子をお伝えするに留めて、続きは後編へ!

後編では、今回のハロウィン作務の中で感じた、社会的な問題や渋谷という街が抱える課題などなどを書いていきます。

ぜひご覧ください!

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