【法話&写経】一行写経と法話の会(1/28)レポート

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128日月曜日。禅活の新企画「一行写経と法話の会」が開催されました。

禅活はこれまで「食」のワークショップが中心でしたが、今回新宿四谷の東長寺様とご縁を頂き、「写経」と「法話」を組み合わせたイベントを定期開催することになりました!

今回は記念すべき第1回目の様子をお伝えしたいと思います!

Contents

四谷東長寺

新宿と四谷のちょうど真ん中あたり。

東京メトロ丸ノ内線、新宿御苑前駅、四谷三丁目駅から歩いて5分ほどのところに

曹洞宗萬亀山東長寺はあります。

 

 

その東長寺の向かい側になんともモダンな建物がそびえ立ちます!

ここが今回のイベント会場である「東長寺檀信徒会館文由閣」です!

文由閣は「皆さまのご縁を経由し、文化の由縁になる」という想いが込められて名付けられたそうです。禅活のイベントの他にも色々なワークショップ、イベントが定期的に開催されています。

下記にURLを添付しているので、是非チェックしてみて下さい!

http://www.tochoji.jp/event?anchor=a2

法話の時間

さてさて、話はイベントに戻ります!

文由閣の1階でメンバーからの皆様にご挨拶と自己紹介。

新企画だからなのか、場所の雰囲気からなのか心なしかメンバーにも緊張の色がみえます。

 

そして、エレベーターで最上階の5階に上がります。

そこには...

 

立派なご本尊がおられる景色の良いお堂が!

入って正面はガラス張りになっており、昼間は周辺の街並みが見渡すことができます。

全国に15千ヶ寺あると言われている、曹洞宗寺院ですが辺りを見渡すことのできるお堂は類を見ないと思います!

参加者の皆様も素敵なお堂の雰囲気に興奮気味の様子です。

 

始めに般若心経を一緒にお唱えして、ご本尊様に供養をします。

 

ここの本堂、おしゃれなだけではなく、造りが特殊で音がとてもよく反響するんです!

読経の声や鐘の音が驚くほど響き渡り、聞き慣れている般若心経ですがとても心に染み渡りました。

お勤めを終えたら法話の時間。今回は西田稔光が担当します。

 

当イベントではこの法話の中でご紹介した仏教の言葉を後から写経していただきます。

今回ご紹介するのは七仏通誡偈という「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」の16文字にお釈迦様の教えを集約した言葉です。

簡単にいうと「悪いことをせず、いいことをして、心をきれいにする。これが仏様の教えです。」というもの。

今回の法話では本人が修行時代に自分の心の弱さと向き合い、それをきっかけに仏教に生きようとすることが、結果的には心を浄めることになっていた、というお話でした。

法話の内容は改めて当HPに掲載いたしますので、ぜひご一読ください!

写経の時間

法話を聞いていただいた後は写経。今回は本田真大が担当いたしました。

 

 

何を隠そう、彼は小学校から書道を習っていて、お師匠様は書道教室を開いているという、我々禅活メンバーの中でもピカイチの腕前を持っています。

 

まずは姿勢を調え、呼吸を調え、心を少し落ち着けてから墨を磨ります。

墨を磨るところから写経を行うのも、この会のこだわりです。筆ペンは簡単なのですが、やはり実際に墨を磨り筆で書くと心のこもり方も変わってくるものです。

墨汁とはまた違う、墨の香りが徐々に広まります。ただ、墨を磨るのは小学生以来なので、ちょうどいい濃さがわからない…。

それぞれ様子を見ながら磨り続け、いい濃さになったところで筆に墨をつけ練習からスタート!

写経の紙はB6サイズの和紙になります。そこまで大きくないので小筆で写経を行います。

 

参加者の皆様も、筆を持つのが久々ということで少し緊張しながらも本田がサポートをしながら練習をしていきます。

10分ほど練習を行った後、いざ本番!

本番は、手本を見ながら書いても、透かして書いてもOK

皆さん、一画一画、一文字一文字丁寧に筆を運びます。

本番になると、練習の時より一段と静かな時間が会場を包みます。

 禅活のメンバーも一緒に一生懸命16文字を書き終えました。

 

 

茶話会

書き終えた写経は専用のファイルをお渡しして持ち帰っていただきます。

 

それぞれご自身が書いた写経を見せ合いながら緊張もほぐれて和やかな空気に包まれます。

参加者の方からはもっと上手く書けたらというお声もありましたが、

大事なことは字の上手い下手ではなく、目の前の紙と筆に向き合うことですとお伝えし、

納得をしていただけたようです。

まずはなにより、どなたも楽しんでいただけたようで、禅活メンバーもほっと一安心でした。

 

日本での写経の歴史は古く、仏教が日本に入ってくるのと同時期にはすでに行われていたそうです。

元は仏教を広める目的で始まりましたが、「法華経」というお経の中には、「写経をすることで功徳を積むことができるという」一文があります。

そして今でも写経は仏道修行として広く親しまれています。他人との比べっこを離れて筆と紙に向き合うことは、坐禅と通じるものがあります。

禅活は、「禅の教えを生活の中に」をコンセプトに活動しています。

法話を聞いて「いいお話だったなあ」で終わらず、写経をして仏教の教えを形にし、

手元に残すことで、ふとした時に思い出していただければ幸いです。

 

次回は、2月18日(月)の19時からを予定しています!

ご都合がつく方は、是非ご参加下さい!

禅活メンバー一同、お待ちしております(^^)

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