僧侶がグッときた言葉 #1「ゆれるfeat.田我流/EVISBEATS」

スポンサードリンク

いつも当サイトをご覧いただき、誠にありがとうございます!

私たち禅活-zenkatsu-は禅の教えを生活の中に活かすことを目指して日々活動しています。

その活動の1つがこのWEBメディアであったり、SNSなどのインターネットでの発信です。

Facebookではイベントの情報などを中心に更新をしていますが、Twitter(@zenkatsu_zen)ではここだけの内容を日々更新しています。

その中で定期的にツイートしているのが【僧侶がグッときた言葉】です。

禅活のメンバーが僧侶として気づきのあった言葉、感動した言葉をご紹介しています。

その内容は音楽、漫画、映画、著名人、お経など、ジャンルは選びません。

ただ、この言葉を紹介した理由を紹介する機会がなかったので、これからは不定期で当サイト上でメンバーがグッときた理由をご紹介いたします。

 

Contents

#1 ゆれるfeat.田我流/EVISBEATS

さて、記念すべき初回、私西田がご紹介するのはこちらの言葉。

初回からラップを選んで、関心をもっていただけるか不安ではありますが、日本のHIP-HOPシーンでは名曲として名高い、EVISBEATS氏のゆれるfeat.田我流という曲のこの一節。

そもそも「AMIDA」というアルバムや「般若心経RAP」という曲、さらにご本人も瞑想をされたりと、仏教の影響が色濃く見えるトラックメイカー(作曲家)であるEVISBEATS氏。

この曲が収録されたアルバム「ひとつになるとき」もいたるところ仏教色が垣間見れます。

「ギャーテギャーテー」という「般若心経」というお経の一節がそのまま名前になった曲もあるくらいです。笑

 

この心がゆれる時がある

そんなアルバムの中でもこの客演でラッパーの田我流氏を迎えた「ゆれるfeat.田我流」の歌詞は特に味わい深いものです。

MVで描かれるのは一人の男の休日。

一人で掃除をしたりご飯を作ったり、お香を焚いたり、なんの特別なこともない1日です。

退屈そうに見える方もいらっしゃるかもしれません。

しかしそれは、刺激や情報の多い現代社会に生きる私たちが、実は何気ないことで心が揺れていることに気づいていないからではないでしょうか。

ふとスマートフォンから目を話せばいつもの街が夕陽に染まっていたり、昨日まで蕾だった花が咲いていることもあります。

そんな何気ない人生のワンシーンに対する心の揺れに敏感に気づくように生きると、今回ご紹介した言葉が響いてくるのです。

 

”今日は残りの人生の始めの1ページ”

 

目標のため、愛する人のため、将来のため…。

様々な理由で今日が「いつか」のための途中だと思ってしまうことがあります。

確かにその「いつか」がちゃんと来た時、今日という1日は成功への大事なプロセスと思えるでしょう。

それはそれでいいかもしれません。

しかし、今日の命は今日しか生きられないというのが禅の教えです。

一秒前の私はもういなくて、今の私だけがここにいる。

私たちは常に1日、1時間、1分、1秒とその瞬間にしかない人生の1ページを喜怒哀楽の中で生きているのです。

 

必ずしも「ONE PIECE」や「HUNTER×HUNTER」のように伏線を回収できるわけではないこの人生。

昨日までの人生も背負いつつ、残りの人生の1ページ1ページを、自分だけの名作として心ゆれながら味わっていきたい、そう思える歌詞でした。

 

 

今回紹介した曲を収録したアルバム「EVISBEATS/ひとつになるとき」

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事