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梅雨入りが発表されて少し経ちますが、今年は例年に比べあまり雨が降らない日々が続いておりますね。
さて、そんな梅雨っぽくない今月6月19日に「一行写経と法話の会」を開催しましたので、当日の様子をお届けします。
Contents
「一行写経と法話の会」ってなーに?
今回で第6回目を迎える「一行写経と法話の会」ですが、このイベントは写経するお経の一節や仏教の言葉について法話(説法)を聞いて頂き、その後で私たちと共に写経をしていただきます。ちなみに一行というのはあくまでもお経の一節ということで、実際写経していただく時は4~5行になりますが、悪しからず。
場所は?
新宿区四谷にある東長寺様の檀信徒会館「文由閣」で行っております。
都営大江戸線四谷三丁目駅、新宿御苑前駅、都営新宿線曙橋駅からそれぞれ歩いて10分ほどのところに位置しています。
一見すると全くお寺の建物とは思えないほど、モダンで綺麗な建築物がそびえ立ちます。
「文由閣」の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.tochoji.jp/about_bunyukaku
当日の様子
当日のタイムテーブルは以下のようになります。
簡単な挨拶をした後、エレベーターで5階に上がると本堂がありますが、ここは皆さんがイメージしているお寺の本堂ではありません!
なんと周辺が一望できるほどの大きなガラス張りになっており、また天井は竹細工で施されています。
私はこれまで色々なお寺の本堂を見ましたが、ここまで先進的な創りの本堂は見たことがありません。
普段はこの時間真っ暗ですが、今回は夏至間近ということもあり、19時を過ぎでも街並みが一望できるほどの明るさでした。
いす坐禅
今回は参加者の皆様がお揃いになるまでの間にいす坐禅を行いました。
姿勢と呼吸を休ませることで、自然と心が落ち着いていきます。
すぐイベントに入るのではなく、いす坐禅を行うことで、
慌ただしい日常生活からの切り替えの時間になると同時に、
心がニュートラルの状態になり法要に望むことができます。
法要&法話
そしていす坐禅で調ったお心のまま、ご本尊様に対するご挨拶の法要「本尊上供」をお勤めいたします。
今回の法話の内容でもある「般若心経」を皆様と一緒にお唱えし、仏様に対して丁寧に礼拝を致します。
導師をお勤めしたのは西田稔光。
本尊上供の後には今回の法話「般若心経の説く生き方」をお話ししました。
「摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」は日本に伝わったお経の中で最も有名だと言われ、もしかしたら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
その「般若心経」の最後に「羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」という一節が登場します。
その一節から般若心経で説かれている教えを紐解き、自身の経験と照らし合わせお話しました。
「般若心経」の教えとは?
その教えに書かれている生き方とは?
法話の内容はこちらでご覧いただけます。
ぜひ、ご一読ください!
写経
法話が終わったら、写経をするため1階のロビーに戻ります。
1階のロビーも本堂と同じく、全面ガラス張りの空間で天井は「竹絡子」が広がります。
「モダン」で「おしゃれ」な空間ですが、都会にいることを忘れるほど静寂でとても居心地が良い時間が流れます。
「一行写経と法話の会」では墨汁を使うのではなく、墨をするところから行います。
墨をすり、少し試し書きをしたら写経を行います。
この会では、お手本を見ながらでも、なぞり書きでも、どちらで書いてもいいことにしております。
写経で大事なことは、字の上手い下手、優劣ではなく、一文字一文字丁寧に書くところにあります。
心穏やかに、般若心経の一節を写経していきます。
茶話会
法話を聞き、写経をした後は、お茶とお菓子を食べながら歓談タイム。
今回は今まで一番文字数が長かったこともあり、参加者からは書き終えた達成感の様子が伺えます。
最後に皆さんと記念撮影をして終了しました。
パソコンやスマートフォンの普及で、文字を書くことが少なくなってきた現代ですが、丁寧に文字を書くということでその漢字一画一画の様子や構成が見えてきます。
法話を聞きお経の意味を理解した上で、墨をすり手間をかけて写経する。そうするとそのお経や文字に込められた想い、歴史を感じながらその教えがしっかりと自分の中に吸収できるような気がします。
次回予告
次回は、7月24日(水)19:00〜20:30、料金は1,500円になります。
法話担当は私、深澤亮道です!
参加申し込みはPeatix、もしくはGoogleフォームより承ります。
Peatixはこちら
Googleフォームはこちら
お寺に行ったことがない方でも、写経をしたことがない方でも、お坊さんのお話を聞いたことがない方でも気軽にご参加いただけます!
どなた様でもご参加お待ちしております(^ ^)