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2月15日はお釈迦さまが亡くなったとされるお涅槃の日。
昨年はお供えの枕団子にちなんで、白玉団子を使ったスイーツを作りました。
スイーツも美味しかったけど毎年同じじゃ芸がない。
さて今年はどうするか?
海外の修行道場ではお粥のようにニョッキが出る、という話に着想を得て、今回は野菜を練りこんだニョッキ……その名も涅槃ニョッキを作ることにしました。
当日の様子を、禅活のうっかり八兵衛こと久保田がお伝えいたします。
Contents
さあ下準備!
今回参加の禅活メンバーは西田、深澤、久保田。
開会の3時間前から、まず西田と久保田が会場のこまき食堂に入り、準備に取り掛かります。
まずは茹でたジャガイモをつぶします……
……が!これが、なかなか力のいる作業!
さっそく、調理の大変さを味わいます。
次によく練ったジャガイモに、彩りを加える野菜とツナギの小麦粉を練りこみ、生地にします。
涅槃団子というと、赤、青、黄、緑、紫など、地方によって色合いも違うと思いますが、涅槃ニョッキでは赤、紫、緑の三色を選びました。
色味を出すのに用いた食材は、紅芋パウダー、小松菜、赤パプリカの三種類。
苦労しましたが、なんとか3つの生地が出来上がりました!(ふう~)
ちなみに途中で小麦粉が足りなくなり、ちょうど到着した、深澤さんに買い物に行ってもらいました(笑)
いざ!涅槃ニョッキ!
受付開始後、ご参加の皆様と一緒に、生地をニョッキの形に整えます。
まずはテーブルにラップを敷いて……
棒状にした三種の生地をこね合わせて、ちぎり、フォークでニョッキのデコボコをつける。
この作業もなかなか手間がかかります。
(こねこね)
皆様のご協力を得て、小さなお手玉のようなかわいらしいニョッキがたくさんできました!
イス坐禅 & いただきます
今回、坐禅と作法を担当するのは久保田。
初めにメンバーの自己紹介をして、軽く体をほぐしてから、イス坐禅を行います。
年度末、心と身体、調えて、静かにいただく、食ぞ尊き……
そして、今回のメニューがこちら!
ニョッキにかかっているクリームソースは、豆乳ベースにオリーブオイルを加えて作りました。
牛乳を使ったものよりもさっぱりしていて、しかもオリーブオイルのおかげか豆乳独特のクセもなく、出色の出来栄えです!
それでは、皆さん、準備はよろしいですか?
いただきます!
作法 & ごちそうさま
禅活で皆様に必ずお伝えしている作法は、
1,箸先を人に向けない
2,器は両手で扱う
3,器は口元まで持ってくる
の3つ。
その他に、その時々、お料理の種類や人数によって、毎回少しずつルールに工夫を加えている部分があります。
今回は、再進(おかわりのこと)を必ずしてもらうようにしました。
自分の食べられる量に合わせて最初に給仕される量を少なめにしてもらい……
おかわりを貰うときには、必ず一度食べきる。
こうすることで適量をいただくことができ、また食事のペースも周りと併せやすくなります。
精神的には、まだ器に残っているうちに次を欲しがらない、という意味もあります。
毎回少しずつ変わる部分があるので、ご参加いただいた皆様は戸惑うこともあるかもしれませんが、
そこは「ブレ」ではなく「改良」と捉えていただけると幸いです。
そうこうしているうちに食事も終わり……
最後に、声を合わせて……
ごちそうさまでした!
法話<涅槃団子の由来とお釈迦様の最後>
食事の後の法話は、深澤さん。
店主の藤井小牧さんが用意してくれたミカンと寒天のスイーツをいただきながら、話に耳を傾けます。
今回は涅槃団子の由来からスタート。
色とりどりのお団子を供えるという風習は、どうも北陸地方から広まったようです。
その後、手塚治虫の「ブッダ」を原作とした紙芝居を使ってお釈迦様の生涯をご紹介。
(紙芝居の画像は割愛いたします……ご了承ください!)
最後に、お釈迦さまの教えの一つ「自灯明法灯明」に言及しました。
こちらは昨年、本田が一行写経と法話の会で「自灯明法灯明」をテーマにお話しした内容です。
よろしければご参照ください!
感謝 & お詫び
ご参加いただいた皆様、あらためてありがとうございました!
皆様のおかげで今回も充実の内容になりました!
ただ、今回は時間が無くなってしまって、茶話会の時間がほとんどとれませんでした。
楽しみにされていた方は申し訳ありません!
それから、今回はBSテレビ局の取材があり、少しだけいつもと異なる雰囲気になりました。
インタビューがあることなど事前にお伝えすることができず、もし緊張された方がいらっしゃいましたら、重ねてお詫び申し上げます。
(私、久保田もカメラの前で、かなり緊張していました(汗))
次回について
さて、次回の日程ですが……コロナウイルス感染拡大の重大性を鑑み、3月は中止とさせていただきます。
イベントの規模と政府方針の決定時期から、今回はマスク・手袋の着用、手洗い・消毒の徹底という形で対応いたしましたが、今後につきましては未定となっております。
イベント開催の目処がつきましたら、改めてホームページ、SNS、メールなどでお伝えいたします。
皆様におかれましても、どうぞ健康でお過ごしください。
それでは!