【法話&写経】一行写経と法話の会(10/23)レポート

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秋深まり、私の心も深き暗闇に沈んでいこうかという季節。

冬季うつには日照時間が関係しているというが、この日に限っては空も無理をして明るく輝いていた。

これでは元気なふりをするしかない。

先週ひいた風邪はもう治ったはずなのに、体調が今一つ戻ってこないことに、自らも歳を重ねてきてしまったと実感する。

気分はなんとも盛り上がらないが嘆いていても仕方がない。

ひとり鏡の前で練習を重ねたスマイルを張り付け、禅活のアイドルこと久保田メンバーはしばらくぶりの「一行写経と法話の会」に臨んだのであった。

Contents

夜を行く

駅から出れば、5時を少し回ったくらいだというのに、街はすっかり夜の景色へと変わっていた。

とぼとぼと、ざわめく心を抑えつつ、ひたすら東長寺の文由閣を目指した。

到着してスーツを脱ぎ、法衣に着替えていると、不思議と気分が落ち着いてくる。

やはり自分は僧侶なのだ。

着替え終わるころには、心はすっかり落ち着き、写経に臨む気持ちが整っていた。

本日の法話と写経のテーマは「有り難き命」

私たちの命はどこからきてどこへ行くのか。

人間という存在の根幹を問うテーマに、禅活のイクメンこと深澤メンバーが挑む。

法要&法話

一行写経と法話の会はご本尊に対する法要から始まる。

本日の導師は深澤メンバー

堂行どうあん維那いの(木魚や鐘を叩き、経題を読み上げる担当)は西田メンバー

影の総元締めこと写経の進行役が久保田メンバーである。(本田メンバーはお休み)

いつもと変わらぬ般若心経の心地よい響きに身を任せ、法要が終わると、いよいよ深澤メンバーの法話が始まる。

幼いころから抱いていた命への思いが、自分も親となった時にどう変わっていったのか、盲亀浮木もうきふぼくのたとえを交えつつ語っていく。

深澤メンバーのやさしさと命への慈しみにあふれた法話に、少々ほろりときてしまったのはここだけの話である。

法話の原稿はすでにアップされているので、未読の方は是非参照されたい。どうか、してください。

そして最後に、先日の台風19号による災害で命を落とされた方々への黙とうを行い、本日の法要と法話は終わった。

イス坐禅&写経準備

そして写経へと移る。

参加の皆さんとイス坐禅をともにし、墨を擦る。

軽く言葉を交わしつつ、すずりを見つめるこの時間がなんとも心地よい。

「そろそろ擦れただろうか?」

と、筆の慣らしをしながら、また墨を擦る。

「永」の字や、どこへ向かうとも知れない線を引きつつ……

ゆっくり、じっくりと筆の具合を確かめていたら……

突然声をかけられた!

 

「久保田さん!そろそろ進めてください!(怒)」

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

怒られた(テヘペロ☆)

どうやら筆を走らせることに夢中になりすぎて、進行役のつとめをすっかり忘れていたらしい。

「じゃ……じゃあ、そろそろ書きましょうか💦」

ごくごく自然な流れで、写経が始まった。

写経という時間

いざ写経が始まると、誰一人言葉を発することなく、ひたすら書に打ち込む。

この時間もまた、いい。

今日の深澤メンバーの法話を反芻しつつ、手本をなぞる。

生世為人難しょうせいにんなん 値佛世亦難ちぶっせやくなん 猶如大海中ゆうにょたいかいちゅう 盲亀遇浮孔もうきぐうふこう

墨をつけて、なぞって、墨をつけて、なぞって……

できた。

完成した書を見ていると、自分も深澤メンバーのやさしさを分けてもらったような暖かい気持ちになれたが、照れくさいので本人には内緒である。

茶話会(で、騒ぐかい?)

テーブルの上を片付けて、茶話会。

この日は始まりを少し早められたので、ゆっくりと話すことができた。

リラックスした、和やかな時間が過ぎていく……。

 

やがて時は経ち……

 

後ろ髪をひかれる思いがしつつも(ないが)、記念撮影をして終了。

う~ん、楽しかった!

参加していただいた皆様、ありがとうございました!

ちなみにこの後、餃子を食べました!おいしかったです!

次回のご案内(きてね!)

次回は11月6日(水)19:00~です。

自分で言うのもなんですが、本当に落ち着ける心地の良い時間を過ごせますので、もし少しでもご興味のある方がいらっしゃれば、是非!ご参加ください!

禅活メンバー一同楽しみにお待ち申し上げております。

お申し込みはこちら

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