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以前一度、ゲームアプリ、ドラゴンクエストウォーク(ドラクエウォーク)についての記事を書きました。

あれからもしばらくやっていたのですが、何せ私が使っているiPhone6sには負担が大きすぎて、キャラクターより先にスマホのHPが切れてしまう状況に…。

そんな不便さもあって少し遠のいていたドラクエウォークなんですが、先日大型アップデートがありましたね。

従来の「勇者」「武闘家」「魔法使い」「僧侶」に加えて、「バトルマスター」と「賢者」という、いわゆる上級職が登場しました。

僧侶の上が賢者というのはいささか納得出来ませんが、それは一旦置いておきましょう。

今回気になったのはドラクエの世界における「職業」の考え方についてです。

「今日の記事はハズレか…」と思ったそこのあなた!!

仕事との向き合い方について書いてるのでよかったらもう少し下までご覧ください。

①「生き方」としての仕事

まず、今回のドラクエウォークでの転職の演出をご覧下さい。

 

どこからともなく声が聞こえます。

 

 

そして、祈りを捧げ…。

 

○○として生きてゆくことになりました。

 

これで転職が完了です。

ここで不思議なことは、転職するのに祈りが必要なことです。

これはどういうことなのでしょうか?

仕事を選ぶって?

現代社会で「仕事」というと、「お金の稼ぎ方」という意味合いが少し強くなっているかもしれません。

確かにもらえる賃金が多いに越したことはありませんし、お金を手に入れることは重要なことです。

ただし、今見落とされがちなのは、仕事とは「生き方であるという考え方です。

好きでも嫌いでも、仕事をするということは「それでご飯を食べる」ということであり、それは「そうやって生きていく」というでもあります。

世界には今でも、身分で仕事が決まり、立場が決まってしまう国があります

日本も昔はそうでした。

そうした社会では、身分がそのまま仕事になり仕事によって人としての扱われ方まで決まってしまいます。。

そこには色んな差別や偏見も生まれ、理不尽の中で生涯を閉じた人もたくさんいます。

一方で、現代は、自分である程度方向を決めることはできるといえるでしょう。

世襲と思われがちな僧侶でも、人にもよりますが、多くが自らその道を選んでいます。

それはどんな気持ちで選ぼうと、「僧侶という生き方を選んだ人」として見られる覚悟をしなければならないということでもあります。

命をどう使うか

仕事を選ぶというのは、ここまで多くのご縁によって生かされてきたこの命をどう使っていくか、ということの選択でもあります。

そして同時に、生きていてこその仕事です。

自分の命を故意に追い詰めてくる職場や、危害を加えてくるような環境には、よほどの変えたいという気持ちや志がないかぎり身を置く必要ないのではないかと、私は思います。

ここで話を戻すと、ドラクエウォークの転職では祈りを捧げ、誓いを立てていました。

実は、この祈りを捧げる相手というのは自分自身のことなのではないでしょうか

自分自身に「この道でいいかい?」と問いかけ、ご縁に支えられてきた自分の命を大切にするという誓いがこの演出なのかもしれません。

仕事を生き方として捉えているドラクエ、なかなか深いですね…。

②転職しても経験は消えない

2つめの理由は、転職のシステムについてです。

ドラクエでは、勇者でレベル20になってから転職すると「みのまもり」が+15底上げした状態になるように、前職の熟練度で転職後のステータスが底上げされます。

これは、仕事というのは転職したら前職は帳消しになる、というものではないということです。

私は学生時代はうどん屋、カレー屋、日雇い、コーヒー屋と飲食業を中心にアルバイトをしていました。

それぞれ業務形態や職場の人の雰囲気など、まったく異なりました。

しかし、飲食店での経験や、日雇いで内装の雑用やビル清掃、試供品の配布などをした経験は、僧侶となった今もふとした時に役立つことがあります。

逆に、お寺の手伝いをしていたことで掃除や資材の運搬を褒められたこともあります。

当たり前なことかもしれませんが、一度就いた仕事はずっと行いとして「私」に残り続けるのです。

何が言いたいかと言うと、どんな仕事をしていたとしても、どんな姿勢で働いていたとしても、自分の中から綺麗さっぱりなくなることはない、ということです。

人をだましたり、傷つけながらお金を稼ぐという生き方を選んでしまう人も、世の中にはいます。

しかし、その人はいつかそのしっぺ返しがくることを恐れ、裏切りを恐れ、自分と同じ様な人間に傷つけられることを恐れることになるでしょう。

一方で、成績が悪かろうが、人から怒られようが、真摯に働いたらそれだけの経験が積み重なっていきます

時間が経って技術や知識は忘れてしまっても、その仕事と真摯に向き合ったその姿勢だけは、心に積み重なってその後の人生を支えてくれるのです。

まとめ

以上が、かなり深読みして考えたドラクエから考える仕事との向き合い方です。

禅宗のお経である宝鏡三昧ほうきょうざんまいに「潜行密用せんこうみつようは愚の如くの如し」という一節があります。

潜行密用、つまり日常生活の中で行われる本当の修行は、愚かでのろまに見えるものである、ということです。

今回のお話は、業種や雇用形態は一切関係ありません。

仕事とどう向き合い、どんな生き方で人生を歩んでいくか、そんなことを考えながら書いてみました。

表面の数字や評価だけでなく、生き方として仕事と向き合える社会になるといいですね。

 

 

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