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ネットで……お店で……

買い物をしたり、来店したり、様々なことをきっかけに付与される「ポイント」

今や多くの企業が提供しているサービスです。

かつては溜まったポイントを、何らかの景品に交換できるというものが多かった気がしますが、最近の主流はほとんど現金と同じように利用できるというものになっています。

様々なサービスを「お得」に利用できる「ポイント」。

今回はそこに潜む思わぬ落とし穴に、ポイント絶対許さないマンこと久保田が言及していきます。

カード自体がそもそも好きじゃない

そもそも私は、クレジットカードはじめ、カードがあまり好きではありません

そのもっとも大きな理由は「財布が膨らんでしまうから」

ならば、カード入れを持てば良いという方もいらっしゃることでしょうが、

わざわざカード入れを持ち歩き、大量のカードをいちいち把握して管理するのも面倒です。

ポイントカードあるいはスタンプカードというものが普及し始めた頃は、

物珍しさやポイント獲得のお得感からせっせとカードを集め、「ポイント〇倍!」というようなキャンペーンも積極的に使っておりましたが、

いつしかお店でポイントカードの利用を勧められても断るようになっていました。

ポイントによって間違いなく「得」をしているはずなのに、なぜポイントカードを使わなくなったのか。

それには財布が膨らむ、管理が面倒、というだけではない、別の理由があります。

ポイントによる「損得」

理由の一つは、ポイントを集めるという行為を、例えるならば自販機の下に落ちている小銭を拾いに行くような非常にせせこましいものに感じてしまったからです。

さらに、ポイントカードは企業にとってのメリットのため……他との差別化を図り、顧客獲得を企図して発行されるものです。

それは当時の私にとってまるで、

「当店を利用したご褒美として小銭を差し上げます」

と言われているような気分になってしまうものでした。(※あくまで個人的な感覚の話です)

こんな感じ方をしてしまった以上、いくらポイントを利用して「得」をしても、なんだか面白くありません。

ポイント目的に様々なサービスを利用するのも、サービス提供者の思うツボにはまっているようです。

そして、財布の中でどんどん存在感を増していくカードは、もはや私にとって「憎しみの対象」とまで変貌していきました。

というわけで、もうポイントはあまり気にしないで生きていこうと決めた私は、

ポイントカードもスタンプカードも、一部を除いてほとんど捨ててしまいました。

以来、無駄なカードはなるべくもらわない、作らない、ということに決めています。

しかし、そのおかげでポイントカードの煩わしさから解放されたかと言えば……

むしろ、一層の煩わしさに悩まされるようになりました。

その煩わしさとは、

「ポイントカードはありますか?」

「いや、ないです」

という、一連のやり取りを何度も何度も繰り返し行わなくてはならないということです。

時に、ポイントカード不要意思表示カードが欲しいとまで思ったことすらあります。

利用してもしなくても私を悩ませるポイントシステム

いっそ、ポイントなんてなくなってしまえばいい!と思うのですが、

私ひとりが声をあげたところで、

それは大宇宙にアリの鳴き声を響かせるがごとき無駄な行いです。

現行の様々なポイント制度に対する不満は押し殺し、甘んじてポイントカード不使用の「損」を受け入れていこうと思っていたところ、

私にポイントカードについてあらためて考えさせる3つの出来事が起こりました。

納税にすらポイント?

1つめの出来事とは、とあるサイトを利用してふるさと納税をしてみたことです。

特定の自治体に寄付を行うことで控除が認められ、しかも納税返礼品というお礼の品まで届いてしまうという、ふるさと納税のシステム。

すでに利用した経験がある方も多いことでしょう。

今回私が驚いたのは……

なんと、ふるさと納税にもポイントが付いてしまうということです!

さらに詳しく調べてみれば、ポイントを利用してふるさと納税をすることも可能なようです。

どういうシステムなのかわかりませんが、とにかくそうなっています。

え?納税にポイント?

このことはポイント制度に対して強烈な違和感を覚えさせるものでした。

また、違和感はともかくとして、これを知らない人はとんでもなく「損」してるんじゃないか?

そういう思いも起こりました。

ポイントの達人

2つめの出来事は、お昼のワイドショーで様々なポイントを上手に利用する方法が紹介されていたのを視聴したことでした。

番組に登場した「ポイントの達人」は、なんと現金に換算して年間100万円近くにも及ぶポイントを獲得しているそうです。

「ポイントは現金と同じ!」と言い切る達人

様々な企業の提供するポイント制度を賢く利用すれば、これくらい「得」が出来るんですよ……

と、ポイント利用の方法を解説していました。

「へえー、そりゃすごいや。」

と思うと同時に、私は、

「でもそれって、使わない人はそれだけ損してるってこと?」

と感じました。

もちろん、自分自身がポイントに疎いということもありますが、

格差社会が問題視されている昨今において、ポイントの利用で生まれている格差は、理不尽ではないのでしょうか?

また番組は、

「皆さんもポイントを賢く利用しましょう!」

という内容でしたが、誰もがポイントを賢く、効率的かつ徹底的に利用したとしたら、

ポイントシステムは早々に破綻してしまうのではないでしょうか。

ますますポイント制度への疑念は深まります。

GoToイートキャンペーンの「悪用」

3つめの出来事は、GoToイートキャンペーンに関わるポイントのお話です。

こちらもすでに利用してみたという方も多くいらっしゃることでしょう。

キャンペーンの内容はインターネットの予約サイトを通じて飲食店を利用すると、後日利用人数分のポイントが還元されるというもの。

ランチで人数×500pt、ディナーで人数×1,000pt。

新型コロナウイルスの影響で特に大きな打撃を受けた外食業界にとって、期待の政策です。

私も予約して利用してみましたが、これは結構なお得感があります。

しかし、朝の報道番組で、この制度を悪用している人が少なからず存在するというニュースが流れました。

その驚くべき悪用の方法とは……

ディナーを予約し、500円以下のものを一品しか頼まない。

というもの。

こうすることで、お通しの代金を差し引いても、支払った金額より獲得するポイントが上回り、

浮いたポイントが実質の利益になるそうです。

……

あえて言いましょう。

 

せこい!せこすぎる!

つるピカハゲ丸くんもびっくりのせこさ!

「悪用」などという大層な言葉を用いるのが、本当の悪人に申し訳ないくらいのせこさです。

もう、ここまで来ると、ポイントの奴隷です。

こうした事例を見ていると、

ポイントの適正利用を訴え、ポイントシステムに関する教育も必要なのではないかと思えてきます。

ポイントシステム最大の問題点

さて、私が考えるポイントシステム最大の問題点とは、ポイントが実体を持たないということです。

その本質を問えば、お金も同様であるのかもしれません。

しかし、現金・通貨を用いた取引はイメージがしやすく、その分だけ気を付けやすいと思います。

古今東西、お金の持つ魔力、人を引き付ける力は、様々な文明で、多くの知識人・良識人たちによってその問題点や危険性が指摘されてきました。

自分の都合ばかりを優先し、お金ばかりを追い求めることは、多くの人にとってあまりよくない行為と認識されることでしょう。

ポイントの場合はどうでしょうか。

お金ばかりを追い求めることに一種の罪悪感を覚えたとしても、

はっきりとした形を持たないポイントを集めることに、そうした感情は抱きづらいのではないでしょうか。

この特性によってもたらされたのが、GoToイートキャンペーンの悪用問題ではないかと私は思います。

不正に現金を受け取ることに罪悪感は覚えても、ポイントならいいかと思ってしまう。

ポイントを貪ることには、心のブレーキが利きづらいのではないでしょうか。

実際にポイント目的の不正行為、軽犯罪も数多く起きています。

さらに言えば、現金と商品、現金とサービスに付随して、半ばオマケのように付与されるのがポイントです。

オマケにそこまで注意を払う人は少ないと思います。

しかし、ポイントの達人が「ポイントは現金と同じ」と言うように、オマケであるはずのポイントが持つ実質的な価値は、ほとんどお金と変わりません。

ここに大きな認識の食い違いがあります。

実体を持たず、オマケのように軽んじられながらも、お金と同じ価値を持つポイント。

だからこそお金と同様に、むしろそれ以上にポイントにとらわれないよう気を付けるべきだと私は考えます。

まとめ

さて親の仇のようにポイントカードと、そのシステムをこき下ろしてしまった感がありますが、

ポイントが、サービスを提供する側にも、利用する側にも、大きなメリットをもたらすことは間違いありません。

実際に私もポイントを使って、

「ちょっと得したなあ♥」

とささやかな幸せに浸ることもあります。

しかし、以前の記事

でも書きましたが、大切なのは「得」ではなく「徳」です。

「ちょっとポイント入ったから、今日はこれでみんなでご飯でも食べようぜ!」

「気づいたらポイントが溜まってて、欲しかった服が買えた」

これくらいの付き合い方がちょうどいいんじゃないでしょうか。

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