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月に一度、秋葉原にて開催している精進料理と食作法のイベント「ほっと晩ごはん」

今月は1月7日、人日(じんじつ)の節句にちなんで、七草粥の会として開催しました。

人日の節句って?

日本には五節句という、中国の陰陽五行思想に基づいて季節の変わり目に邪気払いをするしきたりがあります。

ひな祭りを行う3月3日の上巳(じょうし)の節句や七夕と書いて7月7日の七夕(しちせき)の節句をなどは今も親しみのある節句です。

そして1月7日を人日(じんじつ)の節句、別名七草の節句といい、この日には春の七草を入れたお粥を食べる風習があったのです。

ということで、この日1月17日は少し遅めの人日の節句に七草粥をいただきます!

当日の様子

このイベントでは受付を済ませた方から調理、配膳に加わっていただきます。

まずは恒例のお茶を煎って焼き茶を作ります。

それから食事の準備の開始です。

炒ったごまをすり、塩と混ぜてごま塩を作ったり

この日の主役でもある七草を刻んだり

おかずの盛り付けを行います。

参加者の皆様と食卓の準備をするこの時間が、このイベントのほっとできる理由の一つです。

「僧侶と参加者」ではなく、共に食卓を囲む家族のような感覚が私たちにとってもすごく安心感をくれます。

そして配膳が完了し、正式にイベントがスタートします。

まずは僧侶スタッフ、参加者の皆様の自己紹介。

今回食作法といす坐禅の案内をするには昨年末に禅活に加わった久保田智照です。

緊張してます(笑)

まずはいす坐禅。食事の前に姿勢と呼吸を調えます。

日常のせわしなさ、慌ただしさを離れて、姿勢と呼吸を調えると次第に心も落ち着いてきます。

5分ほど静かに坐ったあとは、いよいよ食事です。

今回の献立は以下の通り。

餅入り七草粥

親芋煮

白菜のあちゃら漬け

人参しりしり

漬物

 

七草粥には水に浸して柔らかくしたお餅が入っています。

こちらを日常に活かしやすい略式の食事作法で召し上がっていただきます。

略式と言っても修行道場で実際に行われているものですので、ちゃんと仏教の教えに沿った作法です。

短いお唱えをして、いただきます。

静かに、かつ穏やかな空気の中で食事が進みます。

最後はお茶と漬物を使って器を綺麗にし、ごちそうさまでした。

 

 

茶話会

この日の茶話会でお話をしたのはメンバーの本田真大です。

禅活の西遊記では大活躍していますね(笑)

現在青森紀行も連載中ですのでそちらもぜひ。

今回のお話は、五節句、二十四節気、雑節など、日本の暦の節目とその行事などについて。

昔の節句や節気というのは、今のカレンダーのようなスケジュール管理のような役割ではなく、四季の移ろいに合わせて生活をしていく、人間が自然に合わせていく生活の知恵そのものでした。

季節を問わずあらゆる食べ物が手に入る現代とは違い、その季節に合った生活をし、その季節のものを大事に食べるという先人たちの風習は、現代人が見習うべき「生かされる」という実感の上にある生き方なのかもしれません。

 

また、茶話会では会場である「こまきしょくどう〜鎌倉不識庵〜」の店主、藤井小牧さんより台湾のお土産のお菓子をいただきました。

外側を水飴で固めた麩菓子のような、不思議なお菓子。おいしかったです、ごちそうさまでした!!

 

そして茶話会の最後には皆様からもご感想をいただき、この日も無事「ほっと晩ごはん」が終了しました。

 

次回は2/13(水)、お釈迦様の命日である涅槃会にちなんだ内容で開催いたします!

ぜひ食卓を共に囲みましょう!

 

お申し込みはコチラから。

 

 

今回参考にした本

井戸理恵子「こころもからだも整う しきたり十二か月」かんき出版

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