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6/12~19にかけて、禅活メンバーの三人は中国の西域、敦煌とんこう烏魯木斉うるむちに行ってきました。

地名にピンと来ない方も多くいらっしゃるかもしれませんが「西遊記」で三蔵法師が経典を求めてインドに行ったルートやシルクロードというと少し馴染みがあるかもしれません。

また、行ってきたとは言っても三人だけで行ったのではなく、メンバーが所属する曹洞宗総合研究センターの先生方の企画に参加したという形です。

そこで8日間の道中、仏跡、風土、文化、食、様々な点から、この旅を振り返ってみたいと思います。

 普通じゃない旅程

最初にこの旅は、個人で再現することはまず難しいでしょう。

見学、拝観する先や内容が盛りだくさんなのもありますが、乗り継ぎがなかなかハードでした。

まず往路は1日に12時間かけて一気に敦煌を目指します

二回の乗り継ぎはそれぞれ約1時間程度しか時間がないので一つでもトラブルがあればアウト

復路にいたってはさらにほぼ倍の距離を1日で帰るという日程

こちらも乗り継ぎ2回で出国手続きも込みでそれぞれ約2時間のトランジット。果たしてうまくいくのでしょうか?

中国西域、新疆(しんきょう)ウイグル自治区について

今回、西域の旅が個人では再現しにくい理由はもう一つあります。

それは、初日の敦煌より西は新疆しんきょうウイグル自治区」と呼ばれるエリアになります。

ここはウイグル族をはじめとするカザフ族、漢族、モンゴル族など、多く民族が住む多民族地域です。

またアフガニスタンやカザフスタンと隣接し、中央アジア圏にいちづけられている、イスラム文化圏エリアです。

また新疆というのは「新たに加わった領土」という意味で、1700年代に当時の清の支配下に置かれた際にその名がつきました

元々は東トルキスタン、後には東トルキスタン共和国を樹立するも、1882年に中国に「新疆省」として位置付けられ、度重なる入植の末、1955年から「新疆ウイグル自治区」として中国の統治下に置かれています。

また、自治区とはいっても中国による厳しい抑圧政策が行われてきました。

それに対する反対・独立運動としてテロが相次ぎ、「ゼロ・プライバシー社会」と呼ばれるほどの厳しい監視がしかれ、治安としてはかなり不安定な状況にあるのです。

詳しい背景等はこちら

外部リンク:IS「シリア帰り」に厳戒態勢の中国・新疆ウイグル自治区―テロ対策のもとの「監獄国家」

 

そうした状況もあり、外務省では新疆ウイグル自治区を渡航先として「危険情報レベル1(十分注意してください)」に認定しています。

実際に、旅行に出る前には企画者の先生からは、治安や環境に対して注意するよう案内がありました。

以上のような、フライトの無謀さ、地域としての安全性などから、おそらく二度と再現できない旅程が組まれ、私たちは6/12の早朝、羽田空港へと集まったのです。

 

次回からは現地のレポートを掲載します。お楽しみに!

episode.1へ続く

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