スポンサードリンク
曹洞宗総合研究センター内で企画された中国西域旅行に参加した禅活のメンバー三人。
7日間に渡って仏跡を辿って西へと進むそれは旅行というより「旅」といった方がいかもしれません。
Episode.0では行き先となる新疆ウイグル自治区の歴史的背景や、この旅程のハードさなどを簡単にご紹介しました。
今回は羽田空港に集合してから、敦煌に到着するまでのお話です。
Contents
集まった精鋭たち
6月12日AM6:00、この日から旅を共にするメンバーが羽田空港に集合しました。
まずは同行してくださる旅行会社ベルモアの社長、そして旅行の団長、副団長より諸々の説明を受けます。
団長・副団長をはじめ、メンバーのほとんどが仏教の研究をしているスペシャリストではあるものの、現在の新疆ウイグル自治区はかなり不安定であるとのこと。
大学の卒業旅行でグアムに行った以外に海外の経験のない私には一抹の不安がよぎります。
そしてしばしの別れとなる日本の素晴らしい接客、そのホスピタリティを噛み締めながら出国手続きを行い、飛行機へと乗り込みました。
羽田→上海浦東→虹橋
今回は主なフライトはすべて中国東方航空を利用し、この日は一気に敦煌目指します。
まずは上海へ向けて3時間ほどのフライト。
機内はきれいで、映画などを鑑賞しながらそれぞれ思い思いに過ごします。
「リメンバー・ミー」、おもしろかったです。
字幕中国語だったのでよくわかりませんでしたが。
機内食は…ごちそうさまでした。
そして上海浦東空港に到着。
まずは入国手続きのため、指紋、顔写真など、一通りの個人情報を登録されます。
それからバスで虹橋空港へ向かうのですが、乗り継ぎのカウンターの職員さんがイマイチ要領を得ない感じで、少し苦労してようやく空港を出ます。
このカウンターで最終日にあの事件が…。
さておき、そこで目にした「全家(ファミリーマート)」に行きたいとダダをこねるも、トランジットの時間がほとんどない為、すぐにバスに乗り、1時間ほどかけて虹橋空港へ向かいます。
虹橋空港でもこれまたすぐに搭乗手続きをし、そのまま西安へ。
西安→敦煌
虹橋空港から約2時間、西安に到着です。
そしてここで全行程を共にしてくれるガイドの張さんが合流。
この張さん、本当にいい人で、とてもお世話になりました。
西安は秦の始皇帝の墓稜や兵馬俑などが見つかった、歴史的な建造物や遺跡のある大きな観光都市です。
しかし、ここでのトランジットは40分。
空港内を早歩きで見て回り、各自お菓子や飲み物を買いました。
そしていそいそと飛行機に乗り、夕日の中敦煌へと向かいます。
敦煌空港着
西安を離れると日は沈み、途中にはほとんど街の明かりもなく、真っ暗な中を飛ぶこと約3時間。
急に見えてくる街の明かりが敦煌でした。
ここで、敦煌を案内してくださるもう一人の張さんという現地ガイドさんが合流。
ちなみにこの張さん、すごく日本語が上手な上に歴史の知識も深く、さらにサービス精神も旺盛という最高のガイドさんでした。
その張さんによると、敦煌は2016年に国際文化博覧会が開催された際に主要道路の整備や空港の改装が行われたらしく、想像していたよりもずっときれいな街並みでした。
空港を始め、市街地の中心には敦煌を象徴する琵琶を弾くロケンロールな天女の像があります。
そしてこの日のホテルにチェックイン。きれいなホテルで安心しました。
(散らかしていますが)
この時すでに23時を回っていましたが、希望者で夜市に繰り出すことに。
夜市は1時頃までお店が出ており、0時近くに行ってもまだまだ賑わっていました。
ここでは張さんオススメの羊肉のスープと炒めものをいただきました。
中華でありながら独特なスパイスが効いた味は日本人にも食べやすく、羊肉の臭みもなくてとてもおいしくいただくことができました!
この日は移動の疲れもあったので、お腹満たしてホテルへと帰りました。
次回からはいよいよ仏跡をめぐります。
皆さんが頭に描く仏跡とはおそらく異なっていると思いますので、お楽しみに!
episode.2へ続く