
年度が替わり、禅活の僧侶もそれぞれに生活のスタイルを新たにすることとなりました。
禅活の活動にも様々な変化が生まれてくるかと思いますが、どうぞお付き合いいただきたく存じます。
ということで、私、ちしょーは、生まれ故郷である北海道滝上町のお寺に戻りました。
長い間、東京で学ばせてもらった経験を活かして、様々な活動を起こしていこうと思っていました。
さしあたってはお寺のホームページ作成だ。
落ち着いたら坐禅会とか、いろんなイベントを企画して……
ほとんど手を付けてこなかったSNSも使っていくぞう!
あとは、畑を耕したり、山菜採りに行ったりして田舎ライフを満喫じゃ!
……と、このように年度が始まる前は、意欲MAXでいろいろと目論んでいたのですが、
予定はあくまで予定!
思い通りには行かぬのが人生!
降ってわいたような予定外の仕事に忙殺される日々を送っております。
Contents
活動計画を崩壊させた、ある出来事
それは、新年度の始まりを控えた3月の末日のことでした。
これまでに何度か動画で紹介してきた、報國寺の“外周1㎞”にもおよぶ池!
その池を眺めながらお寺の維持管理について、師匠と話していた時。
ある違和感がありました。
「なんか、臭くね?」
そう、これまでに感じたことのなかった異臭が池から漂ってきていたのです。
その下手人はすぐに判明します。
それは睡蓮でした。
枯れた睡蓮の葉っぱが腐って、控えめに言ってドブのような臭いを発していたのです。
「この臭いはちょっときついねえ……毎年こんなに臭っていたかな?」
と、師匠に確認したところ、
「いや、さすがにここまでではなかったと思う」
との回答。
現状、報國寺の池は、一面に睡蓮がびっしりと植わっています。
以前から睡蓮は存在していたものの、記憶をたどってみてもここまで多くはなかった印象。
また、師匠曰く、睡蓮が増えたのはここ数年で、気付けば激増していたとのこと。
さらに池の様子を注意深く見ていくと……
池の鯉が、水も泥も少なく、サギやキツネから狙われやすい位置を泳いでいたり、
各所に澱みがあって、変な藻類が増殖していたり、
子どもの頃は砂地だった記憶のある場所が、泥に覆われていたり、と。
池の環境悪化が疑われる要素がザクザクでてきます。
昔は鯉のほかに金魚もたくさんいたのですが、気づけば全滅していますし、
睡蓮が激増したのも、池の底に大量の泥が溜まってしまったからと考えられます。
聞けば、報國寺で最後にかいぼりを行ったのは、おそらく40年以上前のことだそう。
これを放置してしまって良いものか。
近くに民家があること。
睡蓮がこれ以上増えたらますます環境が悪くなって、手が付けられなくなってしまうかもしれないということ。
色々と考え、師匠と相談の末……
ひとまず、池の水をぜんぶ抜いてみることにしました。
池の水、ぜんぶ抜くのは……大変だってことよ
某テレ東の人気番組よろしく、池の水をぜんぶ抜くことに決めた!
しかし、ここからが大変でした。
池には水門があり、抜くこと自体はできそう……
と、思っていたら、鉄の水門が完全に錆びついていて、まったく動かない!
水の出口も埋まっている!
なんとか水を抜けたと思ったら、予想を上回る大量の泥!
泥は池のほぼ全域に広がり、一番深いところで、1メートル以上の泥の層になっている!
さらに、泥には睡蓮の根がびっしりと張り巡らされていて、
人力で除去するのは、無理!
重機の進入路と作業スペースを確保しなければ!
泥の運び先はどうする?
鯉も捕まえて退避させよう!
手探りで作業を進めながら、新たな問題にぶつかり、解決策を考える……
こうして終わりの見えない、泥との戦いが幕を開けたのです。
かいぼりの様子
ここからは、画像でかいぼりの様子を一部ご紹介!
①&②池の水ビフォーアフター
③&④睡蓮の水から下の部分(※グロ注意)
⑤&⑥鯉のキャッチアンドリリース
池の水を抜いてみて現れた、
大量の泥&睡蓮の絶望感や、
太ももの間を大きな鯉がすり抜けていく気持ち悪さ、
鼻にこびりつくドブの臭い
などをお届けしたいと思ったのですが、
いやあ、画像ではなかなか伝わりませんね!
画像では足りないと思うので
このかいぼりの様子は、今後、禅活の動画のほうで紹介していきたいと思います!
今のところ、携帯で撮影しているので、しばらくは画質が物足りないかと思いますが、改善を試みていきます!
本当は、今年は、農作業をメインで撮ろうと思っていたのに……
蓋を開けてみれば土木作業!
まあ、毎年撮れるものでもなく、せっかくの機会ということで、今年はかいぼり動画が増えると思います!
睡蓮と泥だらけの報國寺の池がどうなっていくのか、乞う、ご期待!
それでは本日はこの辺りで失礼します。
ではでは!