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欲望渦巻くおそるべき現代社会。
そこに生きて、生活改善を望まぬものはない。
飽食、メタボ、運動不足、栄養の偏り、自律神経の機能低下……
現代人の肉体は、乱れ切ったライフスタイルによって常に脅かされている。
しかし、いざ生活改善に乗り出したとしても、その多くは挫折という道をたどる。
なぜならば長い年月をかけて体に染みついた習慣というものは、そう簡単には振り切ることができないからである。
ある者は言う。
生活改善に必要なものは、何にも負けぬ強固な意志であると。
また、ある者は言う。
生活改善に必要なものは信頼できる医師であると。
そして、またある者は、生活改善に必要なものは環境であると言った。
久保田のヘルシーも五か月目になろうとしている今、あらためて問う。
生活改善に必要なものとは何か?
Contents
五か月間の総括
さて物々しい口調はこれくらいにして……(笑)
食事改善から始まった久保田のヘルシー。
これによって目覚ましい変化を遂げたのが体重です。
最後に体重計に乗ったのが3月の末。以来、実に5か月ぶりの測定を行ったところ……
99,9kg→94,5kg(-5,4kg)
あわやキログラムを卒業し、トン単位への壁を越えようとしていた体重は、やや安心(?)できるところまで押し戻されていました。
しかし!
運動不足解消や、生活リズム改善はほとんど手付かずの状態。(週一のスクワットでは足りてない)
一番手の付けやすい「食事」を改善した私でしたが、リバウンド対策の視点からも、今後は、食事以外にも乗り出す必要があるようです。
改善の試みの中でわかったこと
この5か月間は私にとって、実験の連続だったように思います。
オリーブオイルやオートミールなど、馴染みの薄い食材を取り入れたり……
手軽にできて、楽な運動はないかと調べてみたり……
ダイエットの霊薬(防風通聖散)を飲んでみたり……
いろいろ試してみた中で感じたのが、冒頭でも触れた環境の大切さです。
そう。
私の場合、試行錯誤する中で自然と整っていったのが、食事に関する環境でした。
あれや、これや、と買い求め、食べていく中で、気づけば私の台所と冷蔵庫とオフィスの引き出しはヘルシーに侵食されていきました。
マヨネーズやラードが姿を消し、残ったのは酢とオリーブオイル。
以前、うどん屋さんで天かすに温泉卵を和えて「黄金天かす!」なんてことをやっていたら、
「久保田さんは食事にひと手間加えて高カロリーにする…」
と、あきれ顔で言われたことがあります。
しかし生活改善を始めてからこちら、余計なひと手間を加えることが少なくなりました。
これも環境のもたらす効果といえるでしょう。(ないものは入れようがないもの!)
部屋の片付け然り、食材のストック然り。
何をするにしても環境は大切なんだなあ、と改めて確認した次第です。
修行という環境
さて曹洞宗の僧侶は、たいていの場合、永平寺や總持寺をはじめとする道場にて修行生活を経験しています。
修行、と聞いてイメージすることは様々あるかもしれませんが、長く現代社会で生活してきた若い修行僧たちにとって、それは間違いなく厳しいものです。
便利なコンビニ、ファーストフード、携帯電話。
生活環境が一変し、これまで当たり前だと思っていたことが当たり前でなくなる。
はじめのうちは、とにかくそれに耐え忍ぼうとすることでしょう。(少なくとも私はそうでした)
その修行生活ですが、ある程度過ぎてくると、少しずつ心地よいものに変わってきます。
慣れた。と言えば、確かにその通り。
しかし、それだけではなく、修行道場という環境に支えられている自分に気が付きます。
志を同じくする仲間や先輩がいて、食事や寝起きの時間も決まっていて、自分の果たすべき役割もきちんと決まっている。
生活を成り立たせるための様々な決まりごとは、はじめは窮屈ですが、実はそれによって自分と自分の居場所が確実なものとなっていることがわかってきます。
ましてお寺には多くの仏さまがいて、見守ってくれています。
そこに不安は(あんまり)ありません。
健康でいるための生活改善。
修行生活を振り返ってみて、自分が健やかにいられる環境がまず必要なんだなあ、と改めて確認しました。
おわりに
ところで、8月のほとんどはお盆のために北海道に戻っていました。
帰ってすぐにパソコンが壊れたり、いろいろあったのですが、実は冒頭の体重推移には一部隠していたことがありまして……
99.9kg→92.5kg(8月2日)→94.5kg(8月16日)
二週間で2キロ戻しちゃった(てへぺろ)
北海道、サッポロクラシック、母ちゃんの手料理……
もう太るための環境が整いすぎていて、これで太らないほうが無理というものですね!
令和元年。気を引き締めて、残りもヘルシーに邁進します!