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コロナ禍に迎える2度目の8月。

全国の和尚様方が豪雨をもたらした台風と、勢いの止まらない新型コロナウイルスの感染拡大に頭を悩ませてのお盆となったのではないでしょうか。

かくいう私はというと、実は帰省前に念のため受けたPCR検査の結果がまさかの陽性、お盆中の8月14日までが自宅療養期間となり、今年はお盆のお勤めや準備が一切できませんでした。

幸い全くの無症状のままで隔離期間を終え、さらに一週間が経った今も後遺症等なく生活ができています。

そこで今回は、新型コロナウイルスの無症状感染者となった経験で学んだことや情報を、可能な範囲でお届けいたします。

感染発覚の経緯

お盆の帰省を考えていた8月4日。

濃厚接触者とはならないまでも比較的近いところで陽性の方がいたため、帰省前にPCR検査を受けることに。

発熱などの症状がないと当日受けられる場所はあまりなく、自費検査ということで保険適用外となり高額になってしまいます。

それでもなんとか予約不要でPCR検査を受けられる場所を探し、PCR検査としては安価な10000円で受診できる新橋の病院へ向かいました。

7月に職場で受けたものは試験官に2cmほどの、なかなかの量の唾液を採取しましたが、ここでは試飲などで使う小さな紙コップに5円玉程度の唾液を採取して検査は完了しました。

ちなみにここでの検査方法はこれが一番シンプルなもので、鼻の粘膜からの検体採取も別料金で行えるようでした。

検査結果が出るまで約48時間と告げられ、結果を待つため帰省を一日遅らせることにしました。

「お盆で忙しくなる前に一休みできるな」という程度に考えて東京のアパートでのんびりしていると、見知らぬ番号から電話が。

どうやら検査の際病院で記入したメールアドレスに誤りがあり、結果を送れなかったため電話をくださったそうです。

そして「西田さん、陽性でした。明日以降保健所から連絡がありますので今後のことについてはそこで聞いてください。」と告げられました。

感染発覚後

それまでも「東京で生活していたら感染もあり得るよな」と思ってはいましたが、いざそう言われるとすごく焦りました。

まずは急いで直近で顔を合わせた方に連絡をしましたが、濃厚接触者となるかは日付や状況など保健所の判断が必要になるため、マスクを外して会った人が全員そうなるとは限らないようです。

ただし、家族などの同居人は、保健所から感染者に連絡がくる前に問い合わせれば濃厚接触者として認定され、
保険適用でPCR検査が受けられるようです。

その前の週末に実家に帰っていたこともあったので、師匠を含む家族はかかりつけ医でPCR検査を受け、翌日全員の陰性が確認され、まずは一安心でした。

保健所からの連絡がこない

さて、検査結果を告げられた際に、「明日以降に来る」と言われた保健所からの連絡ですが、一向に電話が鳴りません。

保健所からの連絡によっておおよその感染日や濃厚接触者の判断が行われ、
具体的な生活のアドバイスや配食の希望の有無を聞かれるわけですが、これがなかなかきませんでした。

そして連絡がきたのは8月9日

検査結果が出た8月5日から4日後のことでした。

そこで、検査日を0日目として10日間の自宅療養の指導を受け、その間発熱などがなければ元の生活に戻れるということでした。

その後、自宅療養者には「フォローアップセンター」という専門の機関から連絡があり、
保健所の時間外もそちらが対応してくれることを知らされました。

私は幸い全くの無症状でしたが、これで症状があったらどうなっていただろうと、振り返るとゾッとしてしまいます。

ただしこれは保健所を批判する意志はなく、むしろご担当者さんは非常に丁寧で物腰も柔らかく、こちらの疑問にもしっかり答えてくださいました。

実はこの頃には東京都の感染者が日に5000人を超えており、単純にもう手が回らなくなっていることを思い知らされました。

生活の大変さと配食

10日間の自宅療養生活で大変なのは食事だと思います。

何度も申し上げるように、私は全くの無症状で食欲も全開だったため、
これを機にAmazonのネットスーパーUber Eatsを初めて利用し、食べ物には困らずに生活ができました。

しかし、これは無症状な上、10日間という一つのゴールが見えていたのでなんとかなりましたが、
症状があり家族もいて長期間となると経済的にかなり厳しくなると思います。

その中でありがたかったのが、フォローアップセンターからの配食サービスです。

これが届いたのは12日、療養終了間際ではありますが、パックのご飯や麺類、インスタントの食品や缶詰、お菓子、飲み物などが段ボール3つ分入っていました。

これも在庫がないと届くのに一週間ほどかかってしまうようですが、かなりありがたかったです。

療養終了とその後

そして8月14日、再度保健所から連絡が入り、無症状であることを確認すると、その日一日同じ様子なら療養終了であると告げられます。

そして無事に15日を迎え、私は無症状で後遺症などもなく、自宅療養を終えました

また自宅療養の10日という期間は、そこで完全に陰性になるというわけではなく、
感染力がなくなった状態になる期間で、その時点で再びPCR検査をしても陽性になってしまうようです。

ちなみに家族など同居をしている人は自宅療養終了から2週間が隔離期間となるため、最短で24日は自宅から出られないことになるとのことでした。

これも踏まえると、家族が自宅療養になった場合のご家族の負担の大きさはかなりのものとなるでしょう。

ただし、10日間の療養を終えた人は自分から感染した人から再度感染することはないらしく、
本人は先に社会復帰が可能になるため、買い物などは可能になるようです。

今回の経験を振り返って

今回の私の感染がいつ、どこでのものだったのか、それは明確にはわかっていません。

陽性となった方と顔は合わせたものの会話はしていませんが、普段から実家のお寺と都内の往復をしていたこともあるため、そちらに原因があったのかもしれません。

それは今となってはどうにもなりませんが、仮に重症化していたらと思うと本当に恐ろしいです。

もちろんその場合には病院や保健所も同じ対応ではなかったのでしょうが、自分で自分を守らなければいけない状況にいるということを強く自覚しました。

それは保健所の対応を批判するものではなく、本当に必要な人に早く対応できるようにしたいという思いがあるからです。

繰り返しますが、幸い私は無症状で後遺症もなく、以前と全く変わらない生活を送れています。

しかし、自分の周りの近しい人が感染・発症してしまったときに、その対応が遅れないようにするためには、
まずは自分をしっかり守ることが重要なのだと思いました。

また、自宅療養となった時のいつ発症するかわからない心細さや不安を経験した者として、
同じ思いをしている人に向けた活動の必要性も感じました。

この経験を、自分のため、人のために活かしていけるよう、一段と体調に気をつけながら生活していきたいと思います。

ご心配をいただいた方、保健所の方、ありがとうございました。

 

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