いかにして久保田は飛行機に乗り遅れたか

本日はそこそこショックな出来事に遭遇した。

北海道から東京へ向かう飛行機に乗り遅れたのである。

ANAやJALなどのフルサービスキャリアであれば、遅れる可能性があると判明し次第、搭乗便の変更をすれば済む話だが、

あいにく私が利用しているのは格安航空会社。

キャンセルや搭乗便の変更には追加料金が発生する。

それはもう、へこみにへこんだ。

折角の僧侶ブログなので仏教の話をするのが本来であろうが、今日は乗り遅れのショックで頭がいっぱいである。(普段からそんなに仏教の話をしていないではないか、というツッコミはご遠慮いただきたい)

今回は反省と自己弁護のため、飛行機に乗り遅れるに至った自らの行動を振り返ってみたい。

格安航空のメリット・デメリット

そもそも格安航空は提供するサービスを最小限に抑え、料金の安さを実現している。

そのため、遅延や欠航の可能性が高かったり、搭乗口やカウンターが遠いなど空港での不便さがあったり、そのほか荷物の重量制限の厳格さ、サービスを追加するごとに手数料を取られるなどのリスクがある。

当然のことながら、利用者はこれらのメリットもデメリットも理解しておく必要がある。

常日頃、東京と北海道の往復に格安航空会社を利用している久保田。

乗り遅れることになった本日も、大きく間違った行動はとっていないと考えている。

それが何故、乗り遅れという失態を演じることとなったのか、前日夜の準備段階から振り返ってみたい。

前日の準備

前日の準備として、荷物をまとめておくのは勿論だが、最も重要になるのは翌日の空港までの交通手段の確認である。

札幌から新千歳空港への自家用車以外の交通手段は主に二つ。

JRとバスである。

冬の北海道において、天候による交通機関の遅れは日常茶飯事。

前日に天気予報をチェックし、遅延を予測するのも必要なことだ。

当日の天候は曇り。

雪予報に比べて、遅延の可能性は低いと言えるだろう。

それでも突然の遅れということはある。

多少遅れても問題がないよう、早め早めの行動は鉄則である。

とはいえ、早すぎるというのも考えもの。

私はいつも1時間弱の余裕を持って動くようにしている。

荷物を準備し、天候も考え、出発時刻を決定して眠りについた。

ここに大きな問題はなさそうだ。

当日の動き

翌朝、予定通り、家を出る。

出発前に電車の運行情報を確認したが、特に遅れているわけではないようである。

地下鉄でJR駅に到着する。この時点でも遅延情報はない

快速エアポート発車時刻5分前に改札を通過。

反対方向に進む電車が遅れているのが気になったが、こちら側は通常通り運行しているようだ。

あとは、到着した電車に乗っていけば出発時刻の1時間以上前には空港に着く予定だった。

 

しかし、そこでアナウンスが入る。

「先を行く電車が凍結のため、復旧作業を行っております……」

なんというタイミングか。

天候はチェックしていたが、凍結は盲点だった。

ここで選択を迫られる。

「改札を出て、2つ隣の地下鉄駅に移動し、バスに変更すべきか否か。」

今すぐに移動すれば、ギリギリでバスには間に合いそうだ。

しかし、もしバスに乗り遅れたら、飛行機にも乗り遅れるのは確定的。

また連日の大雪で道路状況が悪いこともあり、仮にバスに乗ったとしても遅れる可能性はある。

どうしたものか。

 

バスの時間が差し迫る中、迷う私の耳に、次なるアナウンスが入る。

「まもなく復旧作業が完了し、運行が再開される見通しです」

それはまさに「福音」に聞こえた。

ならば問題ないだろう。

まだまだ時間には余裕がある。

仮に出発してから、さらに30分遅れたとしても、十分間に合う計算だ。

ここで復旧を待ち、当初の予定通りJRで向かうことにした。

 

そのように決めたのだが……

待てど暮らせど、電車の来る気配がない。

どうしたことか、と思っていると、次なるアナウンスが流れ始めた。

「先ほど復旧が完了とお伝えしましたが、電車に別の凍結箇所が見つかりました」

ここで私の運命は決した。

「福音」かと思っていた先ほどのアナウンスは、福音どころか「喪黒福造」の用意した落とし穴だった。

 

電車の復旧を待ち、各駅間の停車でさらに時間を削られ、空港に到着したのは出発時刻の5分前。

実に1時間以上の遅れを経て、電車は新千歳空港に到着した。

私の行動の何が問題だったのか

やはり乗り遅れたということであるから、もっとも考えるべきは、

「もっと早く出発すべきであったのか」

ということになるだろう。

 

では、交通機関遅延のリスクはどの程度あるのか。

ちょっと調べてみた。

とある調査によると2016年のJR北海道において30分以上の遅れや運休が発生する件数は、走行距離1,000,000kmあたり、5.34件だそうだ。(※参照サイト

この数字に加え、冬期間であることと、利用路線の距離を考慮して「何回に1度、30分以上の遅れや運休に遭遇するか」を独自に算出したところ……

「約315回に1回」となった。(※冬期であり本数の多い路線なので遅延発生件数を16倍にして、区間距離当たりの発生率を計算しました。実際の数字とは異なります。

これは意外に少なく感じる。

 

冬の北海道において、遅れは日常茶飯事と書いたが、30分以上の遅れや運休となると、やはりまれであるようだ。

また今回は前日に天候のチェックも行い、出発前にも遅延を確認していた。

低確率で発生する遅れのために、空港でしたいこともないのに、さらに30分近く家を早く出るのは果たして適切だろうか。

またこの遅れによって失った金額はおよそ8,000円であったが、期待値にすれば一回あたり「25.2円」のリスクである。

早朝の貴重な30分を家でゆっくり過ごすために25.2円を支払ったと思えば、そう悪い取引でもあるまい。

今回はたまたま運悪く乗り遅れてしまったが、決断自体に大きな間違いはなかったのではないか。

そもそも乗り遅れのリスクもある格安料金なのだから仕方ないと、自分を慰めても許されるのではないか。

おわりに

失敗に学ぶということは、人間にとってとても重要なことである。

しかし、その失敗が、本当に失敗だったのかはよくよく考えねばならない。

今回のように、たとえ飛行機に乗り遅れたとしても、それが熟考の上でやむを得ないものであったならば、そんなにへこむ必要はないのではないか。

 

……だが、遅刻は信用を損なう。

信用はお金や時間に換算することはできない。

どれだけ計算を重ねても失った信用は簡単に返ってこない。

大事な予定や約束がある時は、多すぎるくらい余裕を持ちましょう。

ブログの更新も遅れに遅れてしまいました。

ごめんなさい!

それではまた!

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