広告
先日、私しんこうが一人で運営するYouTubeチャンネル「禅活しんこうのヒップホップ仏教」が登録者数1000人を突破しました!
そこで今回は改めて、この9ヶ月を振り返ります!
Contents
僧侶とヒップホップ
以前、このブログで記事にした通り、僧侶には実に様々な経歴・特技・趣味を持った人がいます。
正確には様々な経歴・特技・趣味を持った人が僧侶になったと言うべきでしょうか。
ただし、そうした部分を僧侶としては切り離して「プライベート」とされる方も多くいらっしゃいます。
私も学生時代には師匠から「ダンスは大学までだぞ!」と強く言われており、
漠然と仏教やそれを生き方とした僧侶には趣味や特技の類があるのはふさわしくないのだろうと思っていました。
しかし、いざ仏教を勉強してみると、仏教を理解するのに自分が親しんできた文化や音楽の言葉や精神が非常に役立ったのです。
そうした経験から、私はヒップホップというカルチャーに触れてきた人生を区切って僧侶になるのではなく、
僧侶としてヒップホップに触れていく道を模索するようになりました。
そこで始めたのが、このブログやTwitterで僧侶として心に響いたラップの歌詞を紹介する「僧侶がグッときた言葉」という企画でした。
そして、禅活としてYouTubeチャンネルを運営するようになって10ヶ月が経った頃に、初めてこの企画を動画にしました。
これが予想外の反響をいただき、仏教に触れてこなかった方からもご好評をいただくことができたのです。
ただし、「禅活ちゃんねる」としてはヒップホップのことばかり触れてはいられないので、
今年の1月にサブチャンネルとして仏教×ヒップホップの専門チャンネル「禅活しんこうのヒップホップ仏教」を開設しました。
チャンネルのコンテンツ
僧侶がグッときた言葉
このチャンネルのメインコンテンツは原点でもある「僧侶がグッときた言葉」で、
これは毎週月曜日に更新し、現在43回を数えています。
これは開始当初から路線変更はなく、ラップ(時々レゲエ)の歌詞の中から、仏教の教えに繋がるものを引用して解説するという内容です。
ただし、曲全体が良くても一部分だけ引用するというのが難しいことも多々あり、
こじつけ気味になってしまうこともしばしばあります。
また、恐れているのは、歌っているご本人の意図から大きく逸れて、我田引水どころか文化の盗用になってしまうことです。
現代はSNSを活用されているアーティストも多く、投稿した動画がご本人に届くことも少なくありません。
ありがたいことに、現時点では引用していることや仏教的に解説していることに不快感を示されたり、
抗議を受けるということもありませんでした。
ただし、チャンネルが大きくなればなるほど、アーティストのプロフィールや歌詞に対する考察を丁寧に行い、
そうしたことがないように気をつけなければならないなと思っています。
今月買った3曲
こちらは本当にシンプルで、その月にリリースされて私が購入した曲から3曲をご紹介するという企画です。
これは仏教的な要素は特になく、「この人こういう曲聞くんだな」というところを知っていただければと思っているため、
個人的な趣味の比率がかなり高くなっています。
リアクション動画
最近投稿し始めたのがこちらのリアクション企画。
YouTubeの人気コンテンツであると同時に、曲や動画全体を解説できるため、
「グッときた言葉」で取り上げられなかったけれど素晴らしい作品をご紹介できるようになりました。
オーバーなリアクションをとるというよりは、じっくりと味わうようなコンテンツにしていきたいと思っています。
9ヶ月間を振り返って
さて、登録者1000人を突破した9月29日までの9ヶ月間、
このチャンネルでは週一本の動画と余裕があれば単発の企画やライブ配信を行なってきました。
その過程でサムネイルの変更や動画の構成の工夫をしてきて、つくづく難しいと感じたことがあります。
それは、自分のこだわりと折り合いをつけることです。
私はYouTubeでは法衣という見た目の力を借りずに仏教を伝えていきたい、
あるいは法衣を見た目のインパクトのために着たくないという想いがあり、私服で動画を撮影しています。
しかしこれはマーケティングの上で言えば非常に悪手だそうで、
専門家の方や視聴者さんからもご意見をいただいたことがあります。
極端な話、法衣を着てYO!と言ったり、ダボダボの服を着てすごく真面目な仏教の話をした方が、
戦略としては賢いのかもしれません。
ただ、私にはどうしてもそれができませんでした。
自分の発信によって仏教を大切にする人にもヒップホップを大切にする人にも、嫌な思いをして欲しくないし、
できればそれぞれの接点のなかったその二つの分野をつなげていきたいと思っていたからです。
いや、ここまで書いてきて単純に嫌われる覚悟がないだけかもしれないとも思えてきました。
ともかく、仏教もヒップホップもどちらも立てたい、どちらもキャラクターや目立つための道具にしたくない!
というこのこだわりというか頑固さとの折り合いの付け方が一番難しく感じました。
まとめ
登録者数が1000人を超えたとはいえ、当チャンネルは総再生時間の規定を満たしていないので、
まだしばらく収益は発生しません。
ただ、いずれ収益が発生したり、もっと人目につくようになったあかつきには、
身を潜めているヒップホップカルチャーを愛するお坊さんたちに出演していただいたり、
ラッパーの方にお話を聞いたりできれば最高だな、なんていう野望もあったりします。
ようやくYouTubeのスタート地点に立ったようなチャンネルですが、今後ともよろしくお願いいたします。
「禅活しんこうのヒップホップ仏教」はこちら