【見切り品クッキング】1食目:夏野菜のミネストローネ

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先日、スーパーの見切り品が実はお店からのお布施なんじゃないか、そしてそれを受け取らない手はないんじゃないかということに気づいた私。

今回は早速、見切り品の野菜を購入し、料理をしてみたいと思います。

Contents

見切り品クッキングのルール

この企画で見切り品を使うことの一番の意義は、ずばり「フードロスの削減」です。

世界的に大きな問題となっているフードロス問題。

日本に関して言えば、食料時給率は低いのに廃棄料は多いという、なんとも悲しい現状があります。

もちろん、食品衛生上の事情や、需要と供給のバランスもあったりすると思います。

しかし、永平寺での修行生活の中で食べ物のありがたみを痛感した私には、食べ物が捨てられるというのがなんとも心苦しい…。

そこで、同じく修行生活で学んだ食材を無駄にしない調理法を活かして、フードロス削減に貢献してみよう!というのがこの企画の趣旨です。

まずは、ただ見切り品を買って料理を作るだけではもったいないので、いくつかルールを決めたいと思います。

ルール①:食材は見切り品のみ

この企画では、調味料とお米、出汁類を除いて、食材はスーパーの見切り品のみ

私の生活圏内にあるスーパーは3店、そこで売っていた見切り品を購入します。

そのため、その日何が作れるかわからない上に、食べたいものが食べられるわけではないという、非常に柔軟性が求められる状況ができます。

ルール②:植物性・動物性にこだわらな

ここでは、見切り品であれば食材の動物性・植物性は問いません。

また、一番美味しく食べられるよう、調味料も制限なく使いますが、体に良くないとされるものは避けるようにします。

他にも、五辛(五葷)と呼ばれる、ニンニク、ニラ、ネギなどの香味野菜も、見切り品であればしようします。

ルール③使い切れる量を買う

これは言うまでもありませんね。

安さに目が眩んで結局使い切れずに捨ててしまう、なんてことがあったら本末転倒もいいところです。

一食で食べきれないにしても、必ず口に入る形で使い切れる量を買う、これは守っていきたいルールです。

スーパーへ

ルールを決めたところで、早速買い物へ。

近所では一番大きなスーパーへ向かいます。

前に見た時は色んな食材があったので、期待をしながら見切り品コーナーを見てみると…。

巨峰1パック、のみ。

さすがにこれは厳しいです…。

そうか、果物だけの日だってありえるのか

むしろなぜ野菜が手に入ると思い込んでいたんだろう…。

分の中の「食材があって当たり前」という心が見えた気がしました。

最初のスーパーでは何も買わず、次のお店へ。

店内で見切り品コーナーを探していると…。

ありました!

しかも種類が豊富

メニューを想像しながら、食材を選んで購入。

今回はこんな食材が手に入りました!

・トマト

・ズッキーニ

・セロリ1/4カット

・紫キャベツ

・大根1/3カット

・ニンニク

・赤オクラ

これでお会計が800円弱

ラーメン一杯と同じくらいの金額でこれだけ色々買えました!

それでは早速、料理しましょう!

調理開始

まず、今回はトマトを選んだ時点でなんとなく和より洋だなと感じ、そこに夏野菜を加えてスープなんかいいんじゃなかろうかと思い至りました。

ということで、ニンニクもあるし、今回はイタリアン風を目指して3品作ります!

一品目:ミネストローネ

まずは一品目、夏野菜を使ったミネストローネを作ります!

材料は、

トマト、ズッキーニ、紫キャベツ、オクラ、セロリ、ニンニク、大根の皮、バジル、オリーブオイル、塩、コショウ、コンソメスープの素

です。

まず、トマト、ズッキーニ、紫キャベツ、オクラ、セロリをそれぞれ下処理をして適当な大きさに切っておきます。

ここで紫キャベツの芯、セロリの葉、大根の皮を水に入れて火にかけ、出汁をとっておきましょう

そして、今回の企画ならではの食材、ニンニクをみじん切りにし、オリーブオイルでバジルと一緒に炒めます。

オリーブオイルにニンニクの香りがついたところで、トマト以外の野菜を先に炒め、軽く火が通ったらトマトを加えてさらに炒めていきます。

この時、出汁をとった大根の皮も細かく切って加えてしまいます

トマトの水分がかなり出るので、場合によっては水気を足す必要もないくらいですが、具材にかぶるくらいのかさになるよう、先ほどとった出汁を加えてさらに加熱します。

沸騰してきたところでコンソメ、塩、コショウを加えたら、見よう見まねの見切り品ミネストローネの完成です!

野菜の芯や皮、葉なども出汁をとれば無駄なく、使い切ることができます。

二品目:大根とズッキーニのペペロンチーノ

次に、大根を麺のように長く切ったらパスタみたいな料理が作れるのではないか?と考えました。

ということでズッキーニと一緒に炒めてペペロンチーノ風に仕上げてみたいと思います!

材料は

大根、ズッキーニ、ニンニク、唐辛子、バジル、オリーブオイル、塩、コショウ、レモン汁。

まず大根はピーラーで細長く削いでいき、ズッキーニは薄めの半月切りにします。

オリーブオイルを加熱して、唐辛子と輪切りにしたニンニクとバジルを炒めます。

オリーブオイルに香りがついたところでズッキーニを加えて軽く炒めたら、大根を加えます。

大根がしんなりしたら、焦げる前に火を止めて盛り付け、最後に少しレモン汁をかけて完成です!

 

三品目:オクラの大根おろし和え

最後は全くイタリアン感ありません(笑)

材料はオクラ、大根、ポン酢といたってシンプル。

今回買ったオクラ、初めて見る赤いオクラだったんですが、これはアントシアニンからくる色なんだそうです。

アントシアニンはブルーベリーなどにも含まれる「目に良い」成分で、熱に弱いそうです。

一番は生食が良いようですが、新鮮な状態ではないので、さっと湯通し程度に茹でます。

茹でたオクラは薄く刻み、おろした大根と和えて、ポン酢をかけて完成です!

保存用:ピクルス

そして、今回は初回ということもあって若干余った野菜はピクルスにして保存することに。

実は以前から定期的にピクルスを作っていた私。

手順は簡単です。

酢・水・砂糖・唐辛子・ローリエの葉を煮立たせ、冷まします

野菜は食べやすい大きさに切ったら全て軽く湯通しして冷ましたら瓶にあけ、先に作ったピクルス液を入れたら蓋を閉めます。

これで大根・紫キャベツ・セロリ・ズッキーニのピクルスが完成です。

紫キャベツは酸性の液体に触れると色が落ちるらしく、鮮やかな赤いピクルスになりました。

実食

できました!

ミネストローネ、ペペロンチーノ、オクラの大根おろし和えの三品。

思いつきにしてはまとまったのではないでしょうか?

さっそくいただきます!

まずはミネストローネ

紫キャベツとセロリの香りと甘みが出ていて美味しい!

ベーコンやソーセージなどが無いと物足りないかなと思いましたが、十分満足できる味です。

続いてペペロンチーノ

こちらは…辛い

大根の辛さと苦味がかなりきついです

あらかじめ水にさらすか、レンジで加熱するか、茹ででおくべきでした…。

一手間抜けるだけで味が激変してしまうのが難しいところですね。

しかし、味付け自体は悪くなかったので、大根の下処理をして再トライしたいところです。

となると、オクラの大根おろし和えもこれまた辛い!

ただし、ポン酢との相性の良さからか、ペペロンチーノよりは食べやすいかもしれません。

多少の反省点はありつつも、きれいに完食!

ごちそうさまでした!!

見切り品クッキング、一食目の反省

今回、一番の反省はやはり大根の下ごしらえ不足でした。

旬の季節ではない上、「鬆(す)」が入っている状態だったので、美味しく食べるためにはもう一手間加える必要があったようです。

とはいえ、痛んだ部分や、スジの部分など、食べられない部分を除いてしっかり使いきり、常備菜としてピクルスも作れたのでスタートとしては上々だったのではないでしょうか。

次回のメニューはまたスーパーに行って決まります!

引き続き、美味しく、体に優しくフードロス削減に貢献していきたいと思います!!

 

 

 

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