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前回、吐魯蕃の仏跡を巡った一行は夜行列車で次の街庫車へ向けれ出発しました。
今回は夜明け前、庫車に到着したところからのスタートです。
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くちゃちゃく!
言いたかっただけです、はい。
夜行列車で思いのほか快適に眠れたため、あっという間に庫車に到着。
ただ、まさか降水量の少ないこの西域で雨に出くわすとは…。
この時まだ夜明け前、朝の4時頃だったので、宿泊するホテルで先に休憩。
しかし宿泊予定のお部屋がまだ準備できていないとのことで、旧館に通されました。
そこがすごくカビくさい…。
壁もボロボロ、シャワーとトイレのしきりがない、等々なかなかの環境。
今回泊まっているホテルはすべて4つ星以上なんですが、そうしないとかなりストレスフルな旅になりそうです。
ということでシャワーなども断念してとりあえずベットに横になり仮眠。
新館に戻ってビュッフェで朝食をいただき、いよいよ庫車の1日がスタート。
キジル千仏洞へ
この日最初の目的地は、キジル千仏洞。
3世紀〜8世紀にかけて掘られた石窟群です。
ここは法華経を翻訳した僧侶、鳩摩羅什(344-413年)がいたとされる場所です。
石窟の前には鳩摩羅什の像が佇みます。
曹洞宗でもよくお唱えする法華経というお経が日本に伝わったのも、この鳩摩羅什がインドのものを中国で翻訳してくれたおかげです。
そう思うとその労力や志に、手を合わさずにはいられません。
また、このキジル千仏洞は美しい壁画が綺麗に残っており、撮影も可能です。
お釈迦様の生涯や法華経のエピソードなど、様々な様子が壁画に残されています。
ここもやはりイスラム教徒によって眼がくりぬかれているものがあります。
今回の旅でもっとも西に位置する仏跡ということで、特に異国情緒の濃い仏跡でした。
ベゼクリク千仏洞へ
キジル千仏洞を訪れた後、一行は昼食をいただき、この旅最後の仏跡、ベゼクリク千仏洞へ向かいます。
ここの管理はキジル千仏洞のスタッフが行っているようで、ガイドさんがバスに同乗して向かいます。
このガイドさん、スマホカバーが自分の写真でした。笑
それにしても雨が降り止みません。
そして普段降らないためか、道路に側溝がなく、雨水が溜まっています。
それを住民がスコップでかき出しているという、雨の多い日本では考えられない環境です。
さて、バスは山の中を抜け、いよいよ川を越えればベゼクリク千仏洞。
この旅で色々な仏跡を訪れましたが、最後だと思うと感慨深いですね。
すると川の手前で止まるバス。
あれ、信号もないのになんでだろう?
と、前方を見てみると
え?
氾濫してるーーーーーーー!!!!!
そして対岸に立ち往生してるバスがいるーーーーーー!!!!!
よく見ると遠くの岩山から土煙。
崩落してる。
ということでまさかの、ベゼクリク千仏洞訪問中止!笑
5km手前で記念撮影をして終了となりました。
買い物、そして晩餐会
まさかのベゼクリク千仏洞訪問中止ということでホテルに帰ってきた一行。
朝の旧館と違って新館はとても綺麗!
私は相部屋の禅活メンバー本田と共に庫車の街を散歩することに。
スマートフォンやWi-fi関連のお店が多くあり、ちょっとしたデパートもあります。
デパートではやはり入り口でIDチェック。
おもしろかったのはナイキと同じフロアにナイキの類似ブランド、「貴族体育」があったこと。
確かにナイキの正規店はここで売っているものの5倍近くの価格。
偽物が主流になるのもうなずけます。
ニューバランスとナイキのパーツを混ぜた、ちょっとかっこいい偽物スニーカーもありました(笑)
夕食
ホテルに戻ると、翌日の夜は帰国に向けて時間がないということで、この日は1日早い晩餐会。
この旅で一番豪華な夕食が出ました。
羊肉の煮込みや
シシカバブ
かぼちゃの煮物(!)などなどをいただき、それぞれに旅の感想などを述べて、旅を締めくくりました。
ちなみに筆者はこの時飲んだウースービールで酔っ払い、早々にリタイアしてこの日は終了しましたとさ。笑
次回は帰国に向けての珍道中!烏魯木斉(ウルムチ)へ向かいます!
vol.7へ続く