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2019年7月24日土曜日に秋葉原にあるこまきしょくどう~鎌倉不識庵~」さまにて開催した、食のワークショップ「仏様のブランチ〜土用の丑の日のうなぎ作り〜」の様子をお届けします。

「仏様のブランチ」とは?

普段私たちはこここまきしょくどう~鎌倉不識庵~」さまにて、

月に一度ほど「ほっと晩ご飯」と題して平日の夜19時から食作法のワークショップを開催しております。

これは参加者みんなで配膳を行ってから、食事作法に従って食事を頂くといった内容のワークショップです。

 

「仏様のブランチ」は、

・平日の夜だと中々参加することが難しい方にも来て欲しい!

・修行道場でも出されているメニューを参加者の方と一緒に作りたい!

という思いから、「精進料理作り」+「食作法ワークショップ」のイベントを休日の昼間に開催することとなりました。

 

前回は、昨年の11月に「仏様のブランチ~胡麻豆腐作り~」を開催しました。

前回の様子はこちらから。↓

 

今回は半年ぶり、2回目の開催となりましたがどんな会となったのでしょうか?

土用の丑の日

今回の目玉はなんと言ってもこれ!

はい、うなぎです!

皆さん、うなぎはお好きですか?

毎年土用の丑の日が近づくとテレビやスーパーでは

うなぎの広告を見かける機会が多くなります。

その度に私はうなぎが食べたい!といった衝動に駆られます。

だけど・・・

うなぎって高いですよね?

でもそんなあなたに朗報です!

実はあの鰻と見た目も食感もそっくりな「擬製うなぎ」が作れるんです!

今回の「仏様のブランチ」では土用の丑の日にちなんで、本物のうなぎ作りではなく、里芋と豆腐でできる「擬製うなぎ作り」を行いましたので、その様子をお届けしたいと思います。

擬製うなぎ作り

○レシピ(一人前)

・木綿豆腐(4分の1丁)※水切りしておく

・里芋(中1個)

・片栗粉(小さじ2杯)

・海苔(板海苔4分の1)

・昆布・椎茸の出汁

[たれ材料]

醤油・みりん・砂糖(各小さじ2杯ほど)

里芋を茹でる

まずは里芋を皮ごと茹でていきます。

皮が柔らかくなるまで茹でたら、お湯から上げ、皮を剥きます。

ピーラーを使わなくても手で簡単に向くことができますが、火傷には注意してください。

潰しやすい大きさに切り、すり鉢へ。

擦る

豆腐と片栗粉をすり鉢に加え、一緒に擦り込んでいきます。

里芋の粒が少なくなってきたら、裏ごしを行います。

ここが少し大変ですが、頑張りましょう!

形を整える

海苔の上に裏ごしした生地をのせ、形を整えます。

生地は海苔の内側に収めます。

フォークやスプーンを使い鰻の筋や質感を出していきます。

ここはセンスを問われます(笑)

10分ほど置いて、生地となじませます。

たれを作る

たれ材料を火にかけ、軽く煮詰めます。

生地を揚げる

生地を油でキツネ色になるまで揚げていきます。

もし、油のご用意がない方はフライパンでも大丈夫です。

海苔側から焼き、こんがりとしたら裏返して焼き目をつけます。

タレと焼き目をつける

焼きあがった生地にタレをつけ、バーナーで焼き目をつけます。

バーナーが無い方は、アルミホイルに乗せてトースターで焼くと蒲焼き感が出ます。

完成

説明もしながら、約1時間ほどで完成です。

ご家庭で作る場合は約30分ほどでできるかと思います。

どうでしょうか?

この本物のうなぎとなんら遜色がない「擬製うなぎ」!

参加者も私たちも、この出来栄えに感動しております。

今すぐにでも食べたい衝動を抑え、擬製うなぎの他に食べる食材の配膳を行い席に着きます。

いす坐禅&食作法

「ほっと晩ご飯」と同様いす坐禅を行い、作法に則り食事を頂きます。

今回はこのいす坐禅と食事作法の進行は本田真大が行いました。

姿勢と呼吸を調え、今一度心を落ち着けます。

2〜3分ほど坐ったところで続いて、ご飯と味噌汁の給仕に入ります。

食べる作法だけではなく、この他者から食事を頂く作法も大切な行いとなります。

自分の食べたい量だけ頂きます。

食事中気をつけるべき作法を伝え、食事前のお唱えをしたら、いざ実食!

注目のそのお味は・・・?

食感は里芋を使用しているため、

うなぎよりも少しふわっとしておりますが、

限りなくうなぎに近い食感。

海苔の舌触りがまたうなぎの皮を彷彿とさせ、

何も聞かずに食べたら本当にうなぎと間違えてしまうほどの味です!

油が少ないため、胃の中に入った時にムカムカしてしまう感覚もなく、

何枚でも食べれてしまうほど食べやすい!

なんと言ってもお財布に優しい!

「一石三鳥のうなぎ」と言っても過言ではないのでしょうか。

上記のレシピと手順でご家庭で簡単にできますので、是非ご賞味下さい!

法話&茶話会

今回、食材の準備から調理の説明、そして法話まで担当したのは西田稔光

さらに、今回ご用意した副菜も西田の実家で採れた夏野菜を使用しました。

お話は、精進料理と仏教の関係、そしてこれから精進料理を

どう捉え活かしていくのかということを皆さんと一緒に考えました。

今でこそ「精進料理=肉魚を使わない」と捉えれることが多いのですが、

果たして本当にそれだけが精進料理なのでしょうか?

精進料理とは、いのちを頂き、そしてそのいのちを活かしきることではないのか?

過去にも「仏教と肉食」についての記事を書いてありますので、是非ご覧ください!

まとめ

筆者にとって「擬製うなぎ」とは修行時代どうしても食べたくても食べられなかったメニューです。

 

なぜなら私が修行していた道場では、「擬製うなぎ」は修行僧を指導する役目の老僧にだけ、特別振舞われるメニューだったからです。

 

あの時「どんな味がするのだろうか?」

「いや、もしして本物のうなぎではないのか?」と思いを巡らせていました。

今回修行時代にどうしても食べたかったメニューを食べることができて、ただただ一人で感激しておりました。

 

ただ「擬製=もどき」だからといって「うなぎ>里芋、豆腐ではない」ということは西田が強く語っていました。

 

食材の命は全て平等であり、人間の価値観の中で優劣はつけることができません。

うなぎの代用品としてではなく、一つ一つの食材を活かしきった形として「擬製うなぎ」があり、そして「擬製うなぎ」として大切に頂くことで、日々の精進に繋がる「精進料理」になるのではないでしょうか。

次回予告

来月8月は、スケジュールを調整しておりますが、お盆との兼ね合いでイベントはお休みさせていただきます。

9月以降のイベントの予定は当サイトやSNSでご確認くださいますよう、お願い申し上げます。

これから暑くなってきますが、夏バテ対策はまず普段の食事から!

体にあったメニューと食べ方で、夏を過ごしましょう!

 

 

 

 

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